ボストン・セルティックスは今プレーオフ1回戦でオーランド・マジックを4勝1敗で破り、ニューヨーク・ニックスとのカンファレンス準決勝に臨む。リーグ2連覇に挑戦するなか、大黒柱ジェイソン・テイタムが史上最高のウイングプレーヤーになる可能性を、フランチャイズOBのポール・ピアースが説いている。
2017年のドラフトで全体3位指名を受けてセルティックスに入団したテイタムは、キャリア3年目の2019-20シーズンにオールスターに選ばれ、2021-22シーズンには自身初のNBAファイナルを経験(ゴールデンステイト・ウォリアーズに敗退)。2023-24シーズンにはついに自身初となるリーグタイトルを獲得と、順調に階段を上ってきた。
昨季までオールNBA1stチームに3年連続で選出されて迎えた今季も、レギュラーシーズン72試合に出場してリーグ5位の平均26.8点、8.7リバウンド、6.0アシストをマーク。第2シード(61勝21敗/勝率74.4%)でプレーオフに出場すると、1回戦でマジックを4勝1敗で破り、カンファレンス準決勝に進出した。
NBAの優勝経験を持つ一方、アメリカ代表として出場したパリ五輪では2試合で出番なしに終わるなど、どこか過小評価されている傾向があるテイタム。それでも、2年連続でリーグ優勝達成となれば、NBA史上最高のウイングプレーヤーの1人に数えられるだろうと、セルティックスOBのピアースは『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『The Ticket and The Truth』で語っている。
「彼の名前にもっと敬意を払うべき時が来ている。彼のことを無視できない。もしテイタムが今年リーグタイトルを獲得したら、NBAの歴史上でどのような立ち位置にいるか、厄介な議論が巻き起こることになるだろう。みんな彼を評価したがらないけど、いつか『KD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ)より上か』という話になるだろう」
テイタムは8年間のNBAキャリアすべてでポストシーズンに進出。マジックとの今プレーオフ1回戦ではシリーズ平均31.3点、11.3リバウンド、5.3アシストをマークしたほか、キャリア最初の7シーズンにおけるプレーオフの通算得点(2711点)は、比較対象のデュラントをも上回り、リーグ史上最多だ。
「テイタムがあと2、3回優勝すれば、それ(デュラント超え)を考えるだろう。今のところ、彼のスタッツは安定していて、KDの方向に向かっている。KDができることはすべてできて、2人は多くの点で似ている。むしろ、テイタムの方が多彩かもしれない。シュートも打てるし、KDと同じように得点できる」
ピアースがこのように主張した一方で、セルティックス時代の同僚で、同じく殿堂入り選手であるケビン・ガーネットは「テイタムはまだ成長過程だ。いい選手だが、彼にはもっと上のレベルがある。まだそこには到達していない。もう少し限界に挑戦する必要があるだろう」と、まだ“レジェンド扱い”するには時期尚早との見解を示していた。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
2017年のドラフトで全体3位指名を受けてセルティックスに入団したテイタムは、キャリア3年目の2019-20シーズンにオールスターに選ばれ、2021-22シーズンには自身初のNBAファイナルを経験(ゴールデンステイト・ウォリアーズに敗退)。2023-24シーズンにはついに自身初となるリーグタイトルを獲得と、順調に階段を上ってきた。
昨季までオールNBA1stチームに3年連続で選出されて迎えた今季も、レギュラーシーズン72試合に出場してリーグ5位の平均26.8点、8.7リバウンド、6.0アシストをマーク。第2シード(61勝21敗/勝率74.4%)でプレーオフに出場すると、1回戦でマジックを4勝1敗で破り、カンファレンス準決勝に進出した。
NBAの優勝経験を持つ一方、アメリカ代表として出場したパリ五輪では2試合で出番なしに終わるなど、どこか過小評価されている傾向があるテイタム。それでも、2年連続でリーグ優勝達成となれば、NBA史上最高のウイングプレーヤーの1人に数えられるだろうと、セルティックスOBのピアースは『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組『The Ticket and The Truth』で語っている。
「彼の名前にもっと敬意を払うべき時が来ている。彼のことを無視できない。もしテイタムが今年リーグタイトルを獲得したら、NBAの歴史上でどのような立ち位置にいるか、厄介な議論が巻き起こることになるだろう。みんな彼を評価したがらないけど、いつか『KD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ)より上か』という話になるだろう」
テイタムは8年間のNBAキャリアすべてでポストシーズンに進出。マジックとの今プレーオフ1回戦ではシリーズ平均31.3点、11.3リバウンド、5.3アシストをマークしたほか、キャリア最初の7シーズンにおけるプレーオフの通算得点(2711点)は、比較対象のデュラントをも上回り、リーグ史上最多だ。
「テイタムがあと2、3回優勝すれば、それ(デュラント超え)を考えるだろう。今のところ、彼のスタッツは安定していて、KDの方向に向かっている。KDができることはすべてできて、2人は多くの点で似ている。むしろ、テイタムの方が多彩かもしれない。シュートも打てるし、KDと同じように得点できる」
ピアースがこのように主張した一方で、セルティックス時代の同僚で、同じく殿堂入り選手であるケビン・ガーネットは「テイタムはまだ成長過程だ。いい選手だが、彼にはもっと上のレベルがある。まだそこには到達していない。もう少し限界に挑戦する必要があるだろう」と、まだ“レジェンド扱い”するには時期尚早との見解を示していた。
構成●ダンクシュート編集部
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