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NBA

サンダーの“先輩”がMVPに輝いたSGAを称賛「彼は自分の地位や名誉を考えるような男じゃない。自身のゲームで語りかける」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.23

カンファレンス決勝第2戦の前に、MVPトロフィーを授与され高々と掲げるギルジャス・アレキサンダー。チームも2連勝を飾った。(C)Getty Images

カンファレンス決勝第2戦の前に、MVPトロフィーを授与され高々と掲げるギルジャス・アレキサンダー。チームも2連勝を飾った。(C)Getty Images

 現地時間5月22日(日本時間23日)、オクラホマシティ・サンダーはホームのペイコム・センターでミネソタ・ティンバーウルブズとのカンファレンス・ファイナル第2戦に臨み、118-103で制してシリーズ2勝0敗とした。

 2012年以来のNBAファイナルまであと2勝としたサンダーは、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がフィールドゴール成功率57.1%(12/21)、フリースロー成功率86.7%(13/15)と高精度なシュート力を発揮し、ゲームハイの38得点、8アシスト、3スティールと圧巻のパフォーマンス。

 さらにジェイレン・ウィリアムズが26得点、10リバウンド、5アシスト、チェット・ホルムグレンが22得点、4リバウンド、ルージェンツ・ドートが9得点、8リバウンド、4アシスト、2スティールと続いた。

 前日に今季のMVP選出が発表されたSGAは、第2戦の試合前にNBAコミッショナーのアダム・シルバーからトロフィーを手渡され、アリーナに集まったファンと偉業を分かち合った。
 
 また、この日の会場にはサンダーOBのクリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)も駆けつけていた。ポールがサンダーに所属したのはSGAがロサンゼルス・クリッパーズからトレードで加入した2019-20シーズンのみだったが、試合前に米スポーツ専門局『ESPN』の番組「NBA COUNTDOWN」へ出演した際、後輩のMVP受賞に対する見解をこう述べていた。

「彼は自分の地位や名誉を考えるような男じゃないんだ。彼はバスケットボールをプレーし、自身のゲームで語りかける。(自分の口では)多くを語らないんだ。ただ、僕が覚えているのは、一緒にプレーしていた時、ディフェンスについてたくさん語り合ったことかな。リーグで最もエリートな選手になることを見据えているなら、ルー・ドートになる必要はない。自分のチームでベストなディフェンシブプレーヤーにならなくていい。そんな話をした」

 ポール自身もオールディフェンシブチーム選出9回を誇る守備の名手として知られるが、SGAも若くしてディフェンスの重要性を理解していたという。

「そこでシェイは、コートの両エンドで毎晩活躍できる選手になることを受け入れたんだ。彼がどれほどバスケットボールが上手いかは誰もが知っている。けどシェイは多くを語ろうとしない。エンドースメント契約をたくさん結んでいようと、彼が変わることはないんだ。彼はひたすらコートへ立ち、得点を量産しているのさ」
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