デンバー・ナゲッツは今シーズン、プレーオフ1回戦でロサンゼルス・クリッパーズを4勝3敗で下すも、続くカンファレンス準決勝でオクラホマシティ・サンダーに最終戦までもつれる死闘の末3勝4敗と屈し、無念の敗退となった。
2023年のリーグタイトル獲得から2年連続で無冠となったなか、元NBA選手のジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)はトレードの必要性を主張している。
今季のナゲッツは、レギュラーシーズン50勝32敗でウエストの第4シードを獲得。しかし、終盤戦に調子を落とし、残り3試合となった現地4月8日にマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)を解任し、リードアシスタントを務めていたデイビッド・アデルマンへ引き継ぐドタバタ劇があった。
平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストと史上3人目のシーズン平均トリプルダブルを達成したニコラ・ヨキッチを擁し、クリッパーズとのプレーオフ1回戦こそ突破したものの、カンファレンス準決勝ではリーグ最高勝率のサンダー相手に最終戦まで粘りながら最後は完敗し、シーズン終了となった。
元選手のティーグは自身がホストを務めるポッドキャスト『Club 520 podcast』で、先発の1人を放出すべきと唱え、ある選手の名前を挙げた。
「優勝の可能性はもう終わりだ。大きなトレードをしないといけない。MPJ(マイケル・ポーターJr.)だ。まずはMPJを放出しないとね」
ジャマール・マレー、クリスチャン・ブラウン、ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ヨキッチとスタメンを固定して戦ったナゲッツ。共演者たちはポーターJr.を残し、マレーをトレードの駒にすることを提案したが、ティーグはこれを拒否した。
「(マレーをトレードして)トレイ・ヤングをデンバーに?嫌だね。私がGM(ゼネラルマネージャー)なら、ヤング獲得のためにマレーを放出したくない。真っ先に断るね。もう1人ガードが必要だとは思うけど、MPJを出さないといけない。ジャマール・マレーをトレードする必要はないと思う」
ティーグとしては、ナゲッツは新たにスーパースターを獲得する必要はないという。
「スタープレーヤーはいらないと思う。ジョーカー(ヨキッチ)がいるからね。でも、新たな“共演者”は必要だ。おそらく若い選手を連れてくるだろう。ラス(ラッセル・ウエストブルック/36歳)はいいプレーをした。私がGMなら彼をキープする。ベンチに置くことにはなるけどね」
またティーグは、「マローン(前HC)がいれば、もっと上手くいっただろうね。ロッカールームで問題を抱えていたのだから、一概にはそんなことは言えないだろうけど、それでも彼は他の選手をもっと起用したと思う」と指摘。マローンHC解任の影響は否めないと述べた。
フランチャイズ史上初のリーグ制覇を果たしてから2年。ヨキッチが2027-28シーズン(最終年はプレーヤーオプション)まで契約を残すなかで、どのようなチーム作りをしていくのか。元王者が大きな転機を迎えようとしている。
構成●ダンクシュート編集部
2023年のリーグタイトル獲得から2年連続で無冠となったなか、元NBA選手のジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)はトレードの必要性を主張している。
今季のナゲッツは、レギュラーシーズン50勝32敗でウエストの第4シードを獲得。しかし、終盤戦に調子を落とし、残り3試合となった現地4月8日にマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)を解任し、リードアシスタントを務めていたデイビッド・アデルマンへ引き継ぐドタバタ劇があった。
平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストと史上3人目のシーズン平均トリプルダブルを達成したニコラ・ヨキッチを擁し、クリッパーズとのプレーオフ1回戦こそ突破したものの、カンファレンス準決勝ではリーグ最高勝率のサンダー相手に最終戦まで粘りながら最後は完敗し、シーズン終了となった。
元選手のティーグは自身がホストを務めるポッドキャスト『Club 520 podcast』で、先発の1人を放出すべきと唱え、ある選手の名前を挙げた。
「優勝の可能性はもう終わりだ。大きなトレードをしないといけない。MPJ(マイケル・ポーターJr.)だ。まずはMPJを放出しないとね」
ジャマール・マレー、クリスチャン・ブラウン、ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ヨキッチとスタメンを固定して戦ったナゲッツ。共演者たちはポーターJr.を残し、マレーをトレードの駒にすることを提案したが、ティーグはこれを拒否した。
「(マレーをトレードして)トレイ・ヤングをデンバーに?嫌だね。私がGM(ゼネラルマネージャー)なら、ヤング獲得のためにマレーを放出したくない。真っ先に断るね。もう1人ガードが必要だとは思うけど、MPJを出さないといけない。ジャマール・マレーをトレードする必要はないと思う」
ティーグとしては、ナゲッツは新たにスーパースターを獲得する必要はないという。
「スタープレーヤーはいらないと思う。ジョーカー(ヨキッチ)がいるからね。でも、新たな“共演者”は必要だ。おそらく若い選手を連れてくるだろう。ラス(ラッセル・ウエストブルック/36歳)はいいプレーをした。私がGMなら彼をキープする。ベンチに置くことにはなるけどね」
またティーグは、「マローン(前HC)がいれば、もっと上手くいっただろうね。ロッカールームで問題を抱えていたのだから、一概にはそんなことは言えないだろうけど、それでも彼は他の選手をもっと起用したと思う」と指摘。マローンHC解任の影響は否めないと述べた。
フランチャイズ史上初のリーグ制覇を果たしてから2年。ヨキッチが2027-28シーズン(最終年はプレーヤーオプション)まで契約を残すなかで、どのようなチーム作りをしていくのか。元王者が大きな転機を迎えようとしている。
構成●ダンクシュート編集部