プレーオフで敗れたチームに関するネガティブな内情が暴露されるのは、仕方がないことなのかもしれない。
現地時間5月31日(日本時間6月1日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスはインディアナ・ペイサーズとのイースタン・カンファレンス決勝第6戦に108-125で敗北。シリーズ成績が2勝4敗となり、2024-25シーズンが幕を閉じた。
各メディアが様々な敗因を挙げるなかで、『The Athletic』はカール・アンソニー・タウンズのディフェンス面のまずさを指摘。記事によれば、チームメイトやコーチ陣は彼の守備について、以前から不満を持っていたという。
「公の場では、ニックスの選手たちはシーズン中、コミュニケーション不足が不調の原因だと婉曲的にコメントしていた。その裏で、彼らやコーチ陣はタウンズのディフェンスの癖に不満を募らせてた。それは才能というより、プロセスに問題があった。
タウンズは、どういう意図があったのかを説明することなく、間違ったカバーリングを行なうことが頻繁にあった。それが常態化すると、選手たちはタウンズが事の重大さを理解していないのではないかと懸念するようになった」
昨季のニックスは堅守を武器に11年ぶりにシーズン50勝超えを記録したが、プレーオフではこの時もペイサーズの前にカンファレンス準決勝で敗退。迎えた今季開幕前、優勝へのラストピースとしてジュリアス・ランドルを放出し、ミネソタ・ティンバーウルブズからタウンズを加えた。
もともと、タウンズはディフェンスに定評のある選手ではない。ビッグマン離れしたスキルやシュート力を備え、平均25点前後が期待できる生粋のオフェンスプレーヤーだ。
そんな彼を加えた今季のニックスは、開幕直後こそ波に乗れなかったものの最終的に昨季を上回る51勝を記録し、プレーオフでも25年ぶりにイースト決勝へ進出。このシリーズも、タウンズはヒザの痛みの影響か確かに守備面で精彩を欠いていたが、平均24.8点に12.2リバウンド、フィールドゴール成功率50.0%と、求められていた役割は十分にこなしたと言っていい。
タウンズが攻撃特化型であることを理解した上で獲得したのだから、守備面の拙さばかりを指摘するのはフェアではないだろう。それでも、こうした記事が出てきてしまうのは、敗れたチームの宿命と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
現地時間5月31日(日本時間6月1日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスはインディアナ・ペイサーズとのイースタン・カンファレンス決勝第6戦に108-125で敗北。シリーズ成績が2勝4敗となり、2024-25シーズンが幕を閉じた。
各メディアが様々な敗因を挙げるなかで、『The Athletic』はカール・アンソニー・タウンズのディフェンス面のまずさを指摘。記事によれば、チームメイトやコーチ陣は彼の守備について、以前から不満を持っていたという。
「公の場では、ニックスの選手たちはシーズン中、コミュニケーション不足が不調の原因だと婉曲的にコメントしていた。その裏で、彼らやコーチ陣はタウンズのディフェンスの癖に不満を募らせてた。それは才能というより、プロセスに問題があった。
タウンズは、どういう意図があったのかを説明することなく、間違ったカバーリングを行なうことが頻繁にあった。それが常態化すると、選手たちはタウンズが事の重大さを理解していないのではないかと懸念するようになった」
昨季のニックスは堅守を武器に11年ぶりにシーズン50勝超えを記録したが、プレーオフではこの時もペイサーズの前にカンファレンス準決勝で敗退。迎えた今季開幕前、優勝へのラストピースとしてジュリアス・ランドルを放出し、ミネソタ・ティンバーウルブズからタウンズを加えた。
もともと、タウンズはディフェンスに定評のある選手ではない。ビッグマン離れしたスキルやシュート力を備え、平均25点前後が期待できる生粋のオフェンスプレーヤーだ。
そんな彼を加えた今季のニックスは、開幕直後こそ波に乗れなかったものの最終的に昨季を上回る51勝を記録し、プレーオフでも25年ぶりにイースト決勝へ進出。このシリーズも、タウンズはヒザの痛みの影響か確かに守備面で精彩を欠いていたが、平均24.8点に12.2リバウンド、フィールドゴール成功率50.0%と、求められていた役割は十分にこなしたと言っていい。
タウンズが攻撃特化型であることを理解した上で獲得したのだから、守備面の拙さばかりを指摘するのはフェアではないだろう。それでも、こうした記事が出てきてしまうのは、敗れたチームの宿命と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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