オフの休暇を満喫中のヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)。4月のNBAシーズン終了後は、昨夏も訪れたお気に入りのコスタリカで最初のバカンスを過ごし、現在は中国を探訪中だ。
北京では町中華でローカルフードに舌鼓を打ったり、万里の長城を散策する様子を自身のSNSに投稿していた。
また、現地で開催されていた、バレーボールのネーションズリーグ、フランス対ベルギー戦を会場で生観戦し、居合わせたファンを大いに興奮させていた。
そうしたアクティビティの合間には、街中をランニングしたり、地元の体育館を借りてトレーニングもしていた。そんな勤勉さも彼らしいところだ。
ウェンバンヤマが現在滞在しているのは、中国は河南省鄭州市にある嵩山少林寺。禅宗発祥の地にして、映画などでお馴染みの少林武術の本山だ。
ウェンビーに同行している友人のX(@SpursGDP)には、少林寺の施設内にいる様子も掲載されているのだが、修行僧の装束をまとったウェンビーの姿は、中国に到着時のアフロヘアから一転、僧侶のようなスキンヘッド姿になっている。
少林寺の師匠がじきじきに剃髪を施したようで、ウェンビーはここで単なる観光ではなく、10日間の精神修養に臨むという。
少林武術で有名な嵩山少林寺だが、禅の教えを中国に広めた禅発祥の地でもある。ウェンビーの訪問の目的も禅修養にあったようで、規律、精神力、自己制御を基本とした少林寺の僧侶たちとともに、瞑想を中心とした穏やかな生活を送るとのこと。
スピリチュアルなことへの関心が深く、世界各地の文化にも広く興味を示すウェンビーならではのアクティビティだ。
現地のファンが投稿した動画には、彼が路線バスといった公共交通機関を利用して移動している姿も見られる。221㎝の長身だけにどの場所に行っても目立ってしまうのは間違いないが、本人も騒ぎなどにはならないことには留意しつつ、最大限、一般人としての行動を楽しんでいるのだろう。
コスタリカの休暇から戻った後、サンアントニオの公園では、地元の少年とシューティングバトル、H.O.R.S.E.(2人の選手が、好きなポジション・好きなフォームでシュートを打ち合い、成功数を競うゲーム)をプレーしたことでも話題になった。
この時プレーしていた少年によると、彼がコートでシュートしているとウェンバンヤマが近づいてきて、「君の名前は?」と尋ね、そのあと「僕はヴィクターだよ」と自己紹介したのち、一緒にシューティングバトルを始めたのだという。
サンアントニオでバスケをしていれば、ウェンビーの存在を知らないはずがない。それでもあえて自己紹介するあたり、彼の律儀さがうかがえる。
ちなみに勝負は、ウェンバンヤマが左手で放った3ポイントを決めて勝利したそうだ。
NBAという特殊な世界に身を置いてはいるが、21歳の素朴な青年らしさも失っていないウェンバンヤマは、バスケの才能だけでなく、人柄の部分でも規格外のようだ。
文●小川由紀子
「予想外のこともたくさんあった」ウェンバンヤマがキャリア2年目を総括「将来に向けて確かな基盤を築いたと思う」<DUNKSHOOT>
血栓で離脱後もウェンバンヤマは献身的にチームをサポート。新相棒フォックスは「一緒にいるだけでエネルギーをもらえる」<DUNKSHOOT>
血栓で今季終了のウェンバンヤマへデュラント、ディーオウらがメッセージ「バスケ界全体が応援している」<DUNKSHOOT>
北京では町中華でローカルフードに舌鼓を打ったり、万里の長城を散策する様子を自身のSNSに投稿していた。
また、現地で開催されていた、バレーボールのネーションズリーグ、フランス対ベルギー戦を会場で生観戦し、居合わせたファンを大いに興奮させていた。
そうしたアクティビティの合間には、街中をランニングしたり、地元の体育館を借りてトレーニングもしていた。そんな勤勉さも彼らしいところだ。
ウェンバンヤマが現在滞在しているのは、中国は河南省鄭州市にある嵩山少林寺。禅宗発祥の地にして、映画などでお馴染みの少林武術の本山だ。
ウェンビーに同行している友人のX(@SpursGDP)には、少林寺の施設内にいる様子も掲載されているのだが、修行僧の装束をまとったウェンビーの姿は、中国に到着時のアフロヘアから一転、僧侶のようなスキンヘッド姿になっている。
少林寺の師匠がじきじきに剃髪を施したようで、ウェンビーはここで単なる観光ではなく、10日間の精神修養に臨むという。
少林武術で有名な嵩山少林寺だが、禅の教えを中国に広めた禅発祥の地でもある。ウェンビーの訪問の目的も禅修養にあったようで、規律、精神力、自己制御を基本とした少林寺の僧侶たちとともに、瞑想を中心とした穏やかな生活を送るとのこと。
スピリチュアルなことへの関心が深く、世界各地の文化にも広く興味を示すウェンビーならではのアクティビティだ。
現地のファンが投稿した動画には、彼が路線バスといった公共交通機関を利用して移動している姿も見られる。221㎝の長身だけにどの場所に行っても目立ってしまうのは間違いないが、本人も騒ぎなどにはならないことには留意しつつ、最大限、一般人としての行動を楽しんでいるのだろう。
コスタリカの休暇から戻った後、サンアントニオの公園では、地元の少年とシューティングバトル、H.O.R.S.E.(2人の選手が、好きなポジション・好きなフォームでシュートを打ち合い、成功数を競うゲーム)をプレーしたことでも話題になった。
この時プレーしていた少年によると、彼がコートでシュートしているとウェンバンヤマが近づいてきて、「君の名前は?」と尋ね、そのあと「僕はヴィクターだよ」と自己紹介したのち、一緒にシューティングバトルを始めたのだという。
サンアントニオでバスケをしていれば、ウェンビーの存在を知らないはずがない。それでもあえて自己紹介するあたり、彼の律儀さがうかがえる。
ちなみに勝負は、ウェンバンヤマが左手で放った3ポイントを決めて勝利したそうだ。
NBAという特殊な世界に身を置いてはいるが、21歳の素朴な青年らしさも失っていないウェンバンヤマは、バスケの才能だけでなく、人柄の部分でも規格外のようだ。
文●小川由紀子
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