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NBA

ダンクコンテストで共演を約束していたコビーの死にハワードが悲痛「いまだに現実とは思えない」

ダンクシュート編集部

2020.02.06

ハワードは亡きレジェンドにダンクコンテスト優勝を捧げることができるか。(C)Getty Images

ハワードは亡きレジェンドにダンクコンテスト優勝を捧げることができるか。(C)Getty Images

 2016年に引退したロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、コビー・ブライアントがヘリコプターの墜落事故に巻き込まれ、亡くなったショッキングなニュースは、いまだにバスケットボール界を悲しみに包んでいる。昨夏にレイカーズへ復帰したドワイト・ハワードは、今年出場するスラムダンク・コンテストでコビーが手伝ってくれる予定だったと明かした。

 コビーは1月26日(日本時間27日)、次女ジアナの試合観戦のために自身の設立したマンバ・スポーツアカデミーへ向けてプライベートヘリコプターで移動していた最中、墜落事故に遭って帰らぬ人となった。突然の悲報は親しかった選手たちやレイカーズだけにとどまらず、NBA全体、ひいては世界中の人々に衝撃を与えた。

 痛ましい事故から10日以上が経った今も悲しみは晴れないままだが、時間は非常にも日々過ぎ去っていく。そんななか、2012-13シーズンにレイカーズでコビーとチームメイトだったハワードが2月4日(同5日)に行なわれたサンアントニオ・スパーズ戦後、故人との思い出とともに直近のエピソードを明かした。

「多くの人々は、俺とコビーが憎み合っていたと思っている。一緒に過ごした時間をどれだけ感謝しているか伝える機会がなくて残念だ」

 当時、チームにはコビーとハワードのほか、スティーブ・ナッシュ、パウ・ガソル、メッタ・ワールドピースらタレントは揃っていたが、レギュラーシーズンは45勝37敗でカンファレンス7位タイと振るわず。コビーを終盤戦の左アキレス腱断裂で欠いたこともあり、プレーオフでは1回戦でスパーズにスウィープ負けを喫した。のちにハワードは「俺たちは不仲ではなかった」と語り、確執は「メディアの捏造」だと主張していたが、コビーの突然の死がいまだに信じられないという。
 
「彼を見ているだけですごく有意義だった。彼が亡くなったなんて想像できない。いまだに現実とは思えないんだ。自分のチームメイトだった人間がこんなに若くして亡くなるなんて思ってもみなかったから、本当に堪えるよ。コビーの死は、俺にとって受け入れがたいものだった。俺の心は影響を受けた家族、そしてレイカーネーション(レイカーズの熱烈なファン)とともにある」

 34歳となったハワードは今年、“スーパーマン”に扮してダンク王に輝いた2008年以来となるダンクコンテストに出場する。コビーがヘリコプター墜落事故に遭う前、サポート役を依頼し、承諾を得ていたという。

「ダンクコンテストを手伝ってほしかった。彼は俺のために何かしてくれるつもりだったから、いまだにショック状態で心が痛いよ」

 コビーの事故を受け、日々の“当たり前の時間”にも感謝するようになったと話すハワード。レジェンドにダンクコンテスト優勝を捧げるべく、静かに闘志を燃やしていることだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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