現地６月18日、NBAロサンゼルス・レイカーズのオーナーであるバス一家が、球団を売却することが報じられた。売却額は米国スポーツチーム史上最高額の100億ドル（約１兆4500億円）。これを受け、球団レジェンドのマジック・ジョンソンも歓迎の声を上げている。

　レイカーズは1979年に故ジェリー・バスが6750万ドルで購入して以来、バス一家がオーナーを務めてきた。現在は娘のジーニーに引き継がれ、この45年間でチームは11回のリーグ優勝を飾り、当時からおよそ148倍の額に価値が高まったことになる。

　なお、バス一家は売却後も少数の株式を保持し、ジーニーは引き続きフロント職に残るという。

　今回バス家から球団過半数の株式を購入するのは、TWGグローバルのCEOであるマーク・ウォルター氏。MLBロサンゼルス・ドジャースのオーナーとしても知られる実業家だ。

　レイカーズで選手として優勝５回を誇るマジックは、現在ウォルターの投資グループの一員で、ドジャースの共同オーナーということもあり、今回の双方の動きを全面的に支持。自身のＸで次のようにコメントした。
  「ジーニー・バスは素晴らしい契約をまとめ、レイカーズの遺産と勝利の伝統を受け継ぐのにふさわしい人物、私のビジネスパートナーであり友人でもあるマーク・ウォルターを選んだ。マーク・ウォルターは最良の選択であり、レイカーズブランドの最高の管理人になるだろう。彼がドジャースで成し遂げた功績は、結果が物語っている。過去12年間でワールドシリーズ制覇２回、地区優勝11回という、まさに勝者に他ならない！」

　続けて「レイカーズファンは喜ぶべきだ。彼は勝利、卓越性、そして何事も正しい方法で行なうことを追求している。そして、勝つために必要な資源を惜しみなく投入する！ 世界中のファンのために、とてもとても嬉しく、興奮しています！」と述べた。

　NBAチームの球団売却に関しては、今年３月にボストン・セルティックスが61億ドルで"史上最高額"と話題になったが、レイカーズが大きく上回る形に。

　マジックは別の投稿で長年のライバルにも触れ、「私が思った通り、セルティックスが60億ドルで売却された時、レイカーズの価値は100億ドルだとわかっていた！」とレイカーズ愛全開でポストした。

構成●ダンクシュート編集部