ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、今夏に5260万ドル(約76億円)のプレーヤーオプションを行使し、2025-26シーズンもレイカーズに残留することを選んだ。そんな“キング”について、マイアミ・ヒートなどNBA4チームでヘッドコーチを務めたスタン・ヴァン・ガンディは、決断の意図を推察している。
2003年にNBA入りしたレブロンはリーグ史上最長タイとなるキャリア22年目となった24-25シーズン、レギュラーシーズン70試合に出場して平均24.4点(リーグ13位)、7.8リバウンド、8.2アシスト(同6位)、フィールドゴール成功率51.3%、3ポイント成功率37.6%をマーク。昨年12月に40歳を迎え、衰えを指摘されつつも、依然としてリーグトップレベルのプレーができることを示した。
シーズン終了時点では現役続行について明言していなかったが、最終的にプレーヤーオプションを行使し、来季もプレーを続けることが決定。しかし、今年12月に41歳となり、来季年俸もリーグ13番目に高額とあって、チームの成功よりも個人のレガシーを重視したと批判的な声も少なくない。
ヴァン・ガンディはポッドキャスト『Nothing Personal with David Samson』に出演した際、レブロンを擁護する発言を残した。
「レブロンは長い間、様々なことで憎まれ役になってきた。(10年夏に)マイアミに行くことをテレビで発表したのも彼の決断だった。レブロンは、NBA史上最高のキャリアを歩んできた選手であるにもかかわらず、多くの憎しみを集めている。NBAで誰が最高の選手だったかは議論できる、しかし、これ以上のキャリアを持つ選手がいることを議論するのは難しい」
レブロンはNBAで優勝4回、シーズンMVP4回、史上初となる通算4万得点(4万2184点)、歴代4位の通算1万1584アシスト、NBA75周年記念チーム選出など、その功績は枚挙に暇がない。
一方でアンチが存在することも事実で、プレーヤーオプションを破棄してサラリーキャップのために減俸を受け入れなかったことに厳しい目を向ける者もいるが、ヴァン・ガンディは「彼を取り巻くネガティブな空気は理解できない」と指摘した。
「レブロンは(プレーヤーオプションを行使して)1年契約を選んだ。年末(シーズン終了後)に決断できるのは彼だけではない。レイカーズもできる。だから、利己的だったとは思わない」
また、レブロンの今回の決断の大きな要因として、史上初の親子共闘を果たした息子ブロニー・ジェームズの存在をヴァン・ガンディは挙げた。
「息子ともう1年一緒にいられる。それはレブロンにとって本当に重要なことだったと思う。だから、この件に関して利己的なことは何もなかったと思う。世の中にはマイケル・ジョーダンを崇拝する人がたくさんいるのに、レブロンもジョーダンと同じくらい優れているのかと疑問に思う人が大勢いる。それが、レブロンの功績を評価するのではなく、憎悪につながったのだと思う。すごく残念なことだ」
将来の殿堂入りは確実視されているレブロンだが、今後、どこまで現役を続けるかによって、彼の評価やレガシーの見え方も変わってくるだろう。
構成●ダンクシュート編集部
「金は全部くれ。優勝したいなら贅沢税を払え』って感じ」レイカーズ残留を決めたレブロンの意図をアリナスが推察<DUNKSHOOT>
“キング”レブロンが持つ隠れたNBA記録。新加入のエイトンを含め9人の“ドラ1”とチームメイトに<DUNKSHOOT>
レイカーズ残留を決めたレブロンだが、代理人は“移籍要求の可能性”も示唆「現時点で優勝は難しい。何が最善か見極めたい」<DUNKSHOOT>
2003年にNBA入りしたレブロンはリーグ史上最長タイとなるキャリア22年目となった24-25シーズン、レギュラーシーズン70試合に出場して平均24.4点(リーグ13位)、7.8リバウンド、8.2アシスト(同6位)、フィールドゴール成功率51.3%、3ポイント成功率37.6%をマーク。昨年12月に40歳を迎え、衰えを指摘されつつも、依然としてリーグトップレベルのプレーができることを示した。
シーズン終了時点では現役続行について明言していなかったが、最終的にプレーヤーオプションを行使し、来季もプレーを続けることが決定。しかし、今年12月に41歳となり、来季年俸もリーグ13番目に高額とあって、チームの成功よりも個人のレガシーを重視したと批判的な声も少なくない。
ヴァン・ガンディはポッドキャスト『Nothing Personal with David Samson』に出演した際、レブロンを擁護する発言を残した。
「レブロンは長い間、様々なことで憎まれ役になってきた。(10年夏に)マイアミに行くことをテレビで発表したのも彼の決断だった。レブロンは、NBA史上最高のキャリアを歩んできた選手であるにもかかわらず、多くの憎しみを集めている。NBAで誰が最高の選手だったかは議論できる、しかし、これ以上のキャリアを持つ選手がいることを議論するのは難しい」
レブロンはNBAで優勝4回、シーズンMVP4回、史上初となる通算4万得点(4万2184点)、歴代4位の通算1万1584アシスト、NBA75周年記念チーム選出など、その功績は枚挙に暇がない。
一方でアンチが存在することも事実で、プレーヤーオプションを破棄してサラリーキャップのために減俸を受け入れなかったことに厳しい目を向ける者もいるが、ヴァン・ガンディは「彼を取り巻くネガティブな空気は理解できない」と指摘した。
「レブロンは(プレーヤーオプションを行使して)1年契約を選んだ。年末(シーズン終了後)に決断できるのは彼だけではない。レイカーズもできる。だから、利己的だったとは思わない」
また、レブロンの今回の決断の大きな要因として、史上初の親子共闘を果たした息子ブロニー・ジェームズの存在をヴァン・ガンディは挙げた。
「息子ともう1年一緒にいられる。それはレブロンにとって本当に重要なことだったと思う。だから、この件に関して利己的なことは何もなかったと思う。世の中にはマイケル・ジョーダンを崇拝する人がたくさんいるのに、レブロンもジョーダンと同じくらい優れているのかと疑問に思う人が大勢いる。それが、レブロンの功績を評価するのではなく、憎悪につながったのだと思う。すごく残念なことだ」
将来の殿堂入りは確実視されているレブロンだが、今後、どこまで現役を続けるかによって、彼の評価やレガシーの見え方も変わってくるだろう。
構成●ダンクシュート編集部
「金は全部くれ。優勝したいなら贅沢税を払え』って感じ」レイカーズ残留を決めたレブロンの意図をアリナスが推察<DUNKSHOOT>
“キング”レブロンが持つ隠れたNBA記録。新加入のエイトンを含め9人の“ドラ1”とチームメイトに<DUNKSHOOT>
レイカーズ残留を決めたレブロンだが、代理人は“移籍要求の可能性”も示唆「現時点で優勝は難しい。何が最善か見極めたい」<DUNKSHOOT>