2014年のスパーズ優勝に貢献したシャープシューターは、イタリア代表でも長年スコアラーを務めた職人気質の選手。NBAキャリア全体でフィールドゴール成功率こそ42.4%も、3ポイント成功率は37.6%で平均1.4本成功が示すように、高精度の長距離砲を誇っていた。
NBAのトップレベルのスコアラーとなると、オフボールで動き回ってボールを手にするとキャッチ&シュートや、ドリブルしてプルアップショットかプレーメーキング、あるいはパスへと切り替えるパターンが大半を占める。
しかし、当時のベリネリはロールプレーヤーで、ショットを放つことが仕事だったとはいえ、その頻度は主力と比較すると低かった。そのため、エース級にボールを渡すべく、マッチアップ相手を惑わす意味で延々と動き回っていたケースもあったのだろう。
当時若手のブラウンとしては、ベリネリとのマッチアップは“終わりが見えない競争”だったからこそ、苦戦していたのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NBAのトップレベルのスコアラーとなると、オフボールで動き回ってボールを手にするとキャッチ&シュートや、ドリブルしてプルアップショットかプレーメーキング、あるいはパスへと切り替えるパターンが大半を占める。
しかし、当時のベリネリはロールプレーヤーで、ショットを放つことが仕事だったとはいえ、その頻度は主力と比較すると低かった。そのため、エース級にボールを渡すべく、マッチアップ相手を惑わす意味で延々と動き回っていたケースもあったのだろう。
当時若手のブラウンとしては、ベリネリとのマッチアップは“終わりが見えない競争”だったからこそ、苦戦していたのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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