また“富士通スポーツ”としても得るものがあったと、富士通の担当者も口にする。

「私たちが考えているのは、バスケなど各競技をキッカケにしながら、皆さんにどう来ていただくかということです。今回は親子で話すキッカケになったとの声もいただき、開催できて本当に良かったです。異業種の方々とコラボできたことも今後の可能性を大きく広げるはずです。ぜひ続けていきたいですね」

　参加者も「貴重なイベントで、女子バスケのことをより知りたくもなった」とコメントしていたのも印象深い。
  　バスケの試合を観戦するとともに、プラスアルファで学べることがあれば、興味を持つ人も増えるはず。そして企業同士の垣根を超えたタッグは様々な可能性を広げそうだ。

　富士通がサポートするサッカーの川崎フロンターレは、こうした既存の考えに捉われないアイデアを出し合い、様々な人たちと手を取り合うことで、Jリーグトップクラスのクラブへと成長した。

　同じ“富士通ファミリー”としてノウハウの共有が行なわれれば、より興味深い。「富士通レッドウェーブ」と「アツギ」。この２つのキーワードを調べてみれば、また新たな発見があるかもしれない。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）
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