一方、守備面では196cm・100kgの体格と豊富な経験を活かし、ビッグマンのカール・アンソニー・タウンズへ好守を見せるなど奮戦。ローテーションでも穴になることは少なかった。
だが、同じレフティーのブランソン(188cm・86kg)を守り切ることはできず、マッチアップ時はフィールドゴール成功率66.7%(8/12)で計17得点を献上。キャブズのケニー・アトキンソンHCは、最終クォーターのディフェンスが良くなかったこと、ボールの動きが止まってしまったことを要因に挙げるも、ハーデンをベンチへ下げる選択肢はなかったと語った。
「そうは考えていなかった。彼はこのプレーオフで、我々にとって最高のディフェンダーの1人なんだ。私は彼のことを信頼している。頭も切れるし、手の動きも素晴らしい。交代させるなんて考えもしなかった」
これまで、ハーデンがリーグ有数のディフェンダーと評されたことは皆無に等しい。ただし、もともとフィジカルが強く、当たり負けしない肉体を持ち、ポジショニングも決して悪くはない。そんな36歳のベテランガードを信頼するアトキンソンHCは、敵将との“心理戦”とも言える環境下で、ハーデンへのネガティブな声をかき消した。
ニックスはブランソンがゲームハイの38得点に5リバウンド、6アシスト、3スティールと爆発。さらにミケル・ブリッジズが18得点、5リバウンド、2スティール、タウンズが13得点、13リバウンド、5アシスト、ジョシュ・ハートが13得点、7リバウンド、OG・アヌノビーが13得点、5リバウンドをマーク。
一方のキャブズは、ミッチェルが29得点、5リバウンド、6スティール、エバン・モーブリーが15得点、14リバウンド、3ブロックをマークするなど、計6選手が2桁得点をあげるも、手中に収めかけていた勝利を手放すこととなった。
プレーオフは4戦先勝の7ゲームシリーズのため、ニックスが歴史的な逆転劇で第1戦を制したとはいえ、まだ勝者が決まったわけではない。
ただ、アウェーで臨んだ初戦で上々の試合運びを見せていたキャブズにとって痛い敗戦になったことは事実。カンファレンス決勝デビュー戦でまさかの結末を迎えたミッチェルはこう話す。
「こんなことがあってはならない。でも起きてしまった。僕らは(このシリーズで)2日間に1試合プレーすることになる。ここで立ち止まって勢いを失わせたり、これまでやってきたことを台無しにしたりするわけにはいかないんだ」
21日(日本時間22日)の第2戦で、キャブズはこの敗戦から立ち直ることができるのか。プレーオフ8連勝中と勢いに乗るニックスの本拠地MSGで、再び熱戦が見られそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
勝率“0.1%”からの大逆転劇が爆誕 ニックスが第4Q残り約8分で22点差をひっくり返しカンファレンス決勝を白星発進【NBAプレーオフ】
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だが、同じレフティーのブランソン(188cm・86kg)を守り切ることはできず、マッチアップ時はフィールドゴール成功率66.7%(8/12)で計17得点を献上。キャブズのケニー・アトキンソンHCは、最終クォーターのディフェンスが良くなかったこと、ボールの動きが止まってしまったことを要因に挙げるも、ハーデンをベンチへ下げる選択肢はなかったと語った。
「そうは考えていなかった。彼はこのプレーオフで、我々にとって最高のディフェンダーの1人なんだ。私は彼のことを信頼している。頭も切れるし、手の動きも素晴らしい。交代させるなんて考えもしなかった」
これまで、ハーデンがリーグ有数のディフェンダーと評されたことは皆無に等しい。ただし、もともとフィジカルが強く、当たり負けしない肉体を持ち、ポジショニングも決して悪くはない。そんな36歳のベテランガードを信頼するアトキンソンHCは、敵将との“心理戦”とも言える環境下で、ハーデンへのネガティブな声をかき消した。
ニックスはブランソンがゲームハイの38得点に5リバウンド、6アシスト、3スティールと爆発。さらにミケル・ブリッジズが18得点、5リバウンド、2スティール、タウンズが13得点、13リバウンド、5アシスト、ジョシュ・ハートが13得点、7リバウンド、OG・アヌノビーが13得点、5リバウンドをマーク。
一方のキャブズは、ミッチェルが29得点、5リバウンド、6スティール、エバン・モーブリーが15得点、14リバウンド、3ブロックをマークするなど、計6選手が2桁得点をあげるも、手中に収めかけていた勝利を手放すこととなった。
プレーオフは4戦先勝の7ゲームシリーズのため、ニックスが歴史的な逆転劇で第1戦を制したとはいえ、まだ勝者が決まったわけではない。
ただ、アウェーで臨んだ初戦で上々の試合運びを見せていたキャブズにとって痛い敗戦になったことは事実。カンファレンス決勝デビュー戦でまさかの結末を迎えたミッチェルはこう話す。
「こんなことがあってはならない。でも起きてしまった。僕らは(このシリーズで)2日間に1試合プレーすることになる。ここで立ち止まって勢いを失わせたり、これまでやってきたことを台無しにしたりするわけにはいかないんだ」
21日(日本時間22日)の第2戦で、キャブズはこの敗戦から立ち直ることができるのか。プレーオフ8連勝中と勢いに乗るニックスの本拠地MSGで、再び熱戦が見られそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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