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NBA

「サンダーの元選手であることに心から感謝してる」デュラントが紆余曲折あったオクラホマ時代を回想<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.11.02

 2010年にプレーオフ出場を飾ったサンダーは、同年こそファーストラウンド敗退を喫するも、翌2011年にカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がり、2012年にはウエストを制してNBAファイナルへ駒を進めた。

 ファイナルではマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗退し、以降デュラントはサンダーでファイナルまで辿り着くことができず、2016年夏にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍した。

 それでも、当時のことは今もなおデュラントの記憶に鮮明に残っているという。

「2012年に敗れた時、まるで優勝パレードのような光景が広がっていた。多くのファンが帰還した俺たちのことを出迎えてくれて、温かい愛情を注ぎ、素晴らしいシーズンだったと祝福してくれた。その瞬間、確信したのさ。もしこの街がいつか優勝したら、パレードに集まる人数も熱気も、とんでもないことになるだろうとね」

 残念ながら、デュラント、ウエストブルック、ハーデンによるビッグ3体制は2012年秋にハーデンがロケッツへ移籍したことで解体。しかし、プレスティGMの下でサンダーは試行錯誤を繰り返し、2025年に念願のリーグ制覇を成し遂げた。

 10年以上の月日が流れ、現在はシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが2シーズン続けてMVPを受賞し、2年連続でリーグベストの戦績を残す強豪と化している。
 
 対戦相手の立場でその光景を見てきたデュラントにとっても、サンダーの優勝は感慨深かったようだ。

「俺たちのチームでそれを成し遂げられたら良かったのにとは思う。当時俺たちは若かったし、それが可能だと証明できていたからね。でも、今のチームが勝利を収める姿を見て、かつてサンダーでプレーした俺は誇らしい気持ちにもなったんだ。俺たちが築いたことの“進化版”を見ているような気がしたから。

 サム・プレスティは自身の最終形態へ達し、最善の方法を見つけ出したんだと思う。シェイや(ジェイレン)ウィリアムズも、まさにその境地に達した。俺らがこのリーグで成功する若手選手とはどうあるべきかの土台を築き、彼らがその上に積み上げていったんだろうね」

 2016年夏のサンダー退団後、デュラントはオクラホマシティ凱旋試合で観客からブーイングを浴びることもあった。今季は、2027年1月13日には敵地ペイコム・センターへ乗り込む。

 相手チームのエースとしてプレーする以上、ファンからブーイングを浴びるのは仕方ないのかもしれない。それでも、いつの日か熱狂的なサンダーファンから温かく迎えられる日が訪れたとしても、不思議ではないだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!
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