■1998-99シーズン:スパーズの主なメンバー(年齢は当時)
PG:エイブリー・ジョンソン(33歳)
SG:マリオ・エリー(35歳)
SF:ショーン・エリオット(30歳)
PF:ティム・ダンカン(22歳)
C:デイビッド・ロビンソン(33歳)
控え:スティーブ・カー(33)
■1997-98シーズン:ブルズの主なメンバー(年齢は1998-99シーズン時のもの)
PG:ロン・ハーパー(35歳)
SG:マイケル・ジョーダン(35歳)
SF:スコッティ・ピッペン(33歳)
PF:デニス・ロッドマン(37歳)
C:ルーク・ロングリー(30歳)
控え:トニー・クーコッチ(30歳)
パデューはどちらのチームが頂点に立つは分からないと明言を避けた。ただ、ロックアウトの短縮シーズンは、“ガス欠寸前”のブルズに優位に働き、彼らの思う壺になっていただろうと考える一方で、当時2年目のダンカンがジョーダン率いるブルズに対抗する切り札になる可能性があると話す。
「ブルズにはマイケル・ジョーダンがいるからアドバンテージがあったかもしれない。でも、我々スパーズにはティム・ダンカンがいた」
ブルズにはジョーダン&ピッペンという史上最高のコンビがいた一方で、前期・後期の3連覇ともに強力なセンターは不在。トライアングル・オフェンスを活用した“全員バスケット”でそれをカバーしていた。ジョーダンがダンカン&ロビンソンの堅いディフェンスを打ち破れるか、ロッドマンらブルズのインサイド陣がスパーズのツインタワーを抑えられるかが鍵となるなかで、最終的に「ジョーダンvsダンカン」になるというのがパデューの見立てだ。
一方のロッドマンは、『ESPN』で「サンアントニオは誰のためでもなく、俺を追い出した。正直、俺は「一体なんの意味があるんだ?」という感じだった。彼らは『デニス、君はシカゴに行くんだ』と言ったよ。俺がブルズに来た時、人々は俺に何をすればいいのかさえ分かっていなかった」とブルズ移籍当時を振り返りつつ、“4連覇”できたと豪語している。
「俺はあの仲間とチャンピオンシップを勝ち獲りたかった。あのメンバーとなら、いつだって戦いに行く。俺らが解体していなかったら4度目の優勝は容易かったと思うから本当に残念だ」
ちなみに、2008年にボストン・セルティックスで優勝を経験し、現在は“ご意見番”と化しているケンドリック・パーキンスは、「スパーズには申し訳ないが、デニス・ロッドマンはブルズにとって縁の下の力持ちのヒーローだ。彼はシリーズを通してティムを追いかけまわしてマークしただろう。俺たちは“ザ・ワーム(ロッドマンの愛称)”について話しているんだ。間違いなく最も偉大なディフェンダーだ」とブルズ勝利に一票を投じている。
実現することのなかった「ブルズvsスパーズ」だが、ファンを魅了するカードとなったのは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集
PG:エイブリー・ジョンソン(33歳)
SG:マリオ・エリー(35歳)
SF:ショーン・エリオット(30歳)
PF:ティム・ダンカン(22歳)
C:デイビッド・ロビンソン(33歳)
控え:スティーブ・カー(33)
■1997-98シーズン:ブルズの主なメンバー(年齢は1998-99シーズン時のもの)
PG:ロン・ハーパー(35歳)
SG:マイケル・ジョーダン(35歳)
SF:スコッティ・ピッペン(33歳)
PF:デニス・ロッドマン(37歳)
C:ルーク・ロングリー(30歳)
控え:トニー・クーコッチ(30歳)
パデューはどちらのチームが頂点に立つは分からないと明言を避けた。ただ、ロックアウトの短縮シーズンは、“ガス欠寸前”のブルズに優位に働き、彼らの思う壺になっていただろうと考える一方で、当時2年目のダンカンがジョーダン率いるブルズに対抗する切り札になる可能性があると話す。
「ブルズにはマイケル・ジョーダンがいるからアドバンテージがあったかもしれない。でも、我々スパーズにはティム・ダンカンがいた」
ブルズにはジョーダン&ピッペンという史上最高のコンビがいた一方で、前期・後期の3連覇ともに強力なセンターは不在。トライアングル・オフェンスを活用した“全員バスケット”でそれをカバーしていた。ジョーダンがダンカン&ロビンソンの堅いディフェンスを打ち破れるか、ロッドマンらブルズのインサイド陣がスパーズのツインタワーを抑えられるかが鍵となるなかで、最終的に「ジョーダンvsダンカン」になるというのがパデューの見立てだ。
一方のロッドマンは、『ESPN』で「サンアントニオは誰のためでもなく、俺を追い出した。正直、俺は「一体なんの意味があるんだ?」という感じだった。彼らは『デニス、君はシカゴに行くんだ』と言ったよ。俺がブルズに来た時、人々は俺に何をすればいいのかさえ分かっていなかった」とブルズ移籍当時を振り返りつつ、“4連覇”できたと豪語している。
「俺はあの仲間とチャンピオンシップを勝ち獲りたかった。あのメンバーとなら、いつだって戦いに行く。俺らが解体していなかったら4度目の優勝は容易かったと思うから本当に残念だ」
ちなみに、2008年にボストン・セルティックスで優勝を経験し、現在は“ご意見番”と化しているケンドリック・パーキンスは、「スパーズには申し訳ないが、デニス・ロッドマンはブルズにとって縁の下の力持ちのヒーローだ。彼はシリーズを通してティムを追いかけまわしてマークしただろう。俺たちは“ザ・ワーム(ロッドマンの愛称)”について話しているんだ。間違いなく最も偉大なディフェンダーだ」とブルズ勝利に一票を投じている。
実現することのなかった「ブルズvsスパーズ」だが、ファンを魅了するカードとなったのは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集