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NBA

「心の底から勝者になりたい」低迷が続くブルズのエース、ザック・ラビーンが胸の内を吐露

秋山裕之

2020.04.29

「心の底から勝者になりたい」と語るラビーンは、新体制となったブルズを強豪へと押し上げることができるか。(C)Getty Images

「心の底から勝者になりたい」と語るラビーンは、新体制となったブルズを強豪へと押し上げることができるか。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの影響により、3月11日(日本時間12日、日付は以下同)にレギュラーシーズンの中断が発表されてから約7週間。再開に向けた動きは5月以降になる見込みのこの状況下で、シカゴ・ブルズはフロント陣を一新させた。

 2017-18シーズンは27勝55敗(勝率32.9%)、昨季が22勝60敗(勝率26.8%)、今季も22勝43敗(33.8%)と低迷が続くブルズは、4月13日にバスケットボール運営部門のエグゼクティブバイスプレジデントの座にアルトラス・カルニショバスを招聘。27日には新GM(ゼネラルマネージャー)として、フィラデルフィア・セブンティシクサーズからマーク・エバースリーを引き抜いたことが報じられた。ジム・ボイレン・ヘッドコーチ(HC)の去就は未定ながら、チームは着実に新たな方向へと進み始めている。

 28日に『HoopsHype』へ掲載された記事のなかで、ブルズの主砲ザック・ラビーンは「俺は2人と話したんだ。彼らとともにやっていくことにものすごくワクワクしている。ブルズのファンに、このチームが正しい方向へと向かい、そして向上していくとわかってもらえるような変化が必要だと思っていた」と、興奮を隠せない様子で語っていた。
 
 1997-98シーズン、ブルズはマイケル・ジョーダンを中心に2度目の3連覇を達成。そんな彼らの軌跡を追ったドキュメンタリー『The Last Dance』が『ESPN』で公開され、世界中で話題となっている。ラビーンはキャリア5年で1度もプレーオフに出場したことがなく、映像を観ていろいろと思うところがあるようだ。

「昨日ツイートしたんだ。あれを観ると、毎回外に出てワークアウトをするかプレーしたくなってしまうね。偉大な選手と認識されるためには、個人成績を伸ばすのではなく、チームとしての成功が必要なんだ。俺はこのチームが本来あるべき位置へと這い上がれるように、手助けしていくことを楽しみにしているよ」

 今季のラビーンは平均25.5点、4.8リバウンド、4.2アシスト、1.47スティールと素晴らしい成績を残していたものの、オールスターには選出されず。その理由は、リーグ2位の平均30.5点をマークしながらも同じく選ばれなかったブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)と同様に、所属するチームが勝率5割を下回っていたからにほかならない。
 
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