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NBA

ジョン・ウォールが“第2のホーム”ワシントンDCで募金活動を始動。体調は「110%」も、復帰は来季までお預けか

秋山裕之

2020.05.27

プレーオフ進出に向けて崖っぷちの状態にあるウィザーズだが、司令塔ウォールの復帰は来季以降になりそうだ。(C)Getty Images

プレーオフ進出に向けて崖っぷちの状態にあるウィザーズだが、司令塔ウォールの復帰は来季以降になりそうだ。(C)Getty Images

 NBAはシーズン再開に向けて着実に動いている。24日にはNBAのCOO(コミュニケーション部門における最高責任者)を務めるマイク・バスが、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド内にあるWide World of Sports Complexという敷地での7月下旬の再開に向けて、ディズニー側と話し合いをしていると発表した。

 とはいえ、ウィザーズの練習施設は26日の時点でまだ解禁されておらず、選手たちは施設内でのトレーニングやワークアウトを行なえていない。「俺は今でもリハビリに時間を要している。できるだけベストなシェイプになりたいんだ」というウォールも、あくまで自宅などでリハビリやトレーニングを行なっている段階だ。

 24勝40敗(勝率37.5%)でイースタン・カンファレンス9位のウィザーズは、プレーオフ出場圏内にいるオーランド・マジック(30勝35敗/勝率46.2%)とは5.5ゲームの開きがある。一部報道があったように70試合で今季の試合数を統一するとなると、ウィザーズには6試合しか残されておらず、プレーオフ進出への巻き返しは非常に厳しいと言わざるを得ない。
 
 また、3月25日に地元メディア『The Washington Post』へ掲載された記事の中で、トミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)が「我々はウォールが来シーズンにプレーするまで待ちきれない、とこれまでずっと言ってきた。それが我々の姿勢とスタンスだ。来シーズン、ユニフォームを着た彼を見ることを我々は切に願っている。それは今後も変わらないと思う」と話していたように、エースが今季中にNBAのコートへ立つ可能性は限りなく低い。

 スピーディーかつ破壊力満点なドライブ、左腕から繰り出す豪快なダンク、鋭いパス捌きといったウォールの珠玉のプレー、そして八村塁との共演を観られるのは、来季までお預けとなりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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