「これが問題だ。素晴らしいディフェンスが機能しているのは、(相手に)支配的なポストプレーヤーがいないから。レイカーズ相手ではそれはできない。シャックにボールを投げたら、彼はそれを(空中で)キャッチしてダンクしていたからね。対戦相手は、シャックにファウルするためにロースターに2、3人のビッグマンを入れざるを得なかった。それくらいシャックは支配的だったから、それに対抗できるビッグマンの身体・頭数が必要だったんだ」
02年のネッツは、名司令塔ジェイソン・キッドを中心に、ケニョン・マーティン、キース・ヴァンホーン、ケニー・キトルズと機動力に富んだメンバーでファイナルへ進出。しかし、ビッグマンのトッド・マッカラーがシャックに手も足も出ず、平均36.3点、12.3リバウンド、3.8アシスト、2.75ブロックという圧倒的な活躍を許し、スウィープ負け(4連敗)を喫した。
今年3月、シャックは『heavy.com』のインタビューで、当時の対戦は「退屈だった」「(マッチアップ相手の)トッド・マッカラーが私を止められると思うのか?」と憤りを感じていたことを明かしている。軍門に下ったジェファーソンからすれば、シャック以上の脅威はないという。
「スモールボールにとってシャックは天敵とも言える。これが、私が今まで見たなかでレイカーズがベストチームだという理由だ。17年のデュラントがいたウォリアーズはそれに限りなく近かったが、シャック対策を見出せなければ勝利には届かない」
コビーの実力に疑いの余地はないが、シャックの存在がコビーの能力を引き出し、2人のデュオを特別なものにしていたのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】シャック、コビー、ウェイド、ノビツキー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!
02年のネッツは、名司令塔ジェイソン・キッドを中心に、ケニョン・マーティン、キース・ヴァンホーン、ケニー・キトルズと機動力に富んだメンバーでファイナルへ進出。しかし、ビッグマンのトッド・マッカラーがシャックに手も足も出ず、平均36.3点、12.3リバウンド、3.8アシスト、2.75ブロックという圧倒的な活躍を許し、スウィープ負け(4連敗)を喫した。
今年3月、シャックは『heavy.com』のインタビューで、当時の対戦は「退屈だった」「(マッチアップ相手の)トッド・マッカラーが私を止められると思うのか?」と憤りを感じていたことを明かしている。軍門に下ったジェファーソンからすれば、シャック以上の脅威はないという。
「スモールボールにとってシャックは天敵とも言える。これが、私が今まで見たなかでレイカーズがベストチームだという理由だ。17年のデュラントがいたウォリアーズはそれに限りなく近かったが、シャック対策を見出せなければ勝利には届かない」
コビーの実力に疑いの余地はないが、シャックの存在がコビーの能力を引き出し、2人のデュオを特別なものにしていたのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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