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NBA

ホークスのジョン・コリンズがポイントフォワードへプレースタイル変更を模索中?

秋山裕之

2020.06.19

 シーズン中断から約4か月が経過したカペラも、同日に掲載された記事の中で「ずっと良くなったんだ。これまで毎日のように管理してきたからね。今はもう、僕のかかとは本当に治ったと感じてる。歩いたりワークアウトしていても、僕を悩ますことはない。だから今はコートに出てプレーできるのが待ちきれないね」と全快したと話している。

 ペイントエリアで攻守両面に渡って献身的な働きを見せるカペラがラインナップに加わることで、ホークスは今季リーグワースト3位に終わったディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点/114.4)の改善が見込める。そして今季平均21.6点、10.1リバウンド、1.6ブロックをマークしたコリンズがフル出場となれば、来季のホークスはイーストのダークホースへと浮上するかもしれない。

 来季キャリア4年目を迎えるコリンズは、17日に同メディアへ掲載されたインタビューの中で、「自分と同じアスリートで、同じレベルにある男が加わるんだ。きっと面白いことになるよ。今、僕はオープンになった彼にどうやってロブパスを投げるか、どういうふうに彼がボールをキャッチしたいのかを知ろうとしている」と発言。

 リング下にめっぽう強いカペラのフィニッシュ力を活かすべく、コリンズはポイントフォワードへと進化しようと考えているという。
 
 コリンズは今季、フィールドゴール58.3%、フリースロー80.0%に加え、3ポイント40.1%で成功数も平均1.4本と、十分合格点を与えられるショット成功率を残してきた。カペラを最大限に活かすためには3ポイントをもっと磨きたいところだが、ロブパスを練習しつつ、ボールハンドリング強化にも取り組んでいるようだ。

「今、僕はボールハンドリングの向上に取り組んでる。自分に厳しく課して、うまくなるようにね。映像を見て、どうすればチームメイトたちがボールキャッチしやすいのか、そこにはどんな傾向があるのかを見ているよ。やることはたくさんある。自分の強みが何なのかを把握し、パスすることが好きなんだなぁと自覚できたよ。オーバーハンドか、アンダーハンドか、あとはパス出しのタイミングもチェックしているところなんだ」

 ヤングは言わずと知れたスコアラーで、パサーとしても優秀なだけに、ホークスはヤングのプレーメークがオフェンスの多くを占めるものの、コリンズがハンドリングを強化することでボールムーブメントの回数を増やせば、ウイングにいるハーターやハンター、レディッシュといった選手たちが今季よりもイージーショットを多く放つことができるかもしれない。

 来季開幕までまだまだ時間はあるが、ヤングからカペラへのホットラインだけでなく、コリンズが繰り出すプレーにも注目してきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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