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NBA

オラディポも「別に驚かない」と“賞賛”。ペイサーズのTJ・ウォーレンがキャリアハイ53得点を奪いシクサーズを粉砕

秋山裕之

2020.08.03

 この試合でゲームハイの10アシストをマークしたアーロン・ホリデーの言葉からも、ウォーエンに対する信頼の厚さを感じられるだろう。さらに、エースのヴィクター・オラディポもこう話す。

「TJ・ウォーレンはバスケットボールキャリアのなかで、ずっと得点を取ってきた。AAU(アマチュア運動連合)時代からノースカロライナ州大までずっとね。俺が知っている限り、彼はスコアラーとして活躍してきた。だから俺たちは彼のパフォーマンスに驚いたりはしない。今夜やってのけたこともね」

 ウォーレンは昨年7月、フェニックス・サンズとのトレードでペイサーズに加入。キャリアベストとなった試合後は「俺はバスケットボールをたくさんプレーしてきた。家にいる時は友だちともやったし、ピックアップゲームにだって参加した。バスケットボールプレーヤーとして生まれてきたのさ。だから、今夜もコートに出て自分のプレーをして、アグレッシブに攻めただけだよ」と謙遜したが、やはりこのゲームは格別だったようだ。
 
「(無観客試合だろうと)環境は関係なく、すべての試合に臨まなきゃならない。どんな試合でも、俺は不安と緊張を同時に感じている。でも、凄く興奮しているんだ。今夜はそんな特別な夜のひとつだったよ」

 シクサーズ戦での大活躍により、ウォーレンはペイサーズのフランチャイズ史上4人目の50得点ゲーム達成者となった。「このチームに彼がいてくれて最高さ。観ていてベストだった。このチームのみんなが彼の活躍を喜んでいるよ。滅多に起こることじゃないからね」というオラディポの言葉は、チームメイト全員の気持ちを代弁していたと言っていい。

 シーディングゲームは1試合の結果で順位が大きく変動する可能性もあるため、今後も通常のレギュラーシーズンより重い試合が続く。そんななか、ペイサーズとしては最高のスタートを切ることができたのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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