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NBA

「僕はもう20歳じゃない」サンダーのダニーロ・ガリナーリは今オフに優勝候補に移籍?

秋山裕之

2020.10.14

 となると、過去に6シーズン在籍した古巣のデンバー・ナゲッツ、あるいは来季覇権争いへ舞い戻ることが期待されているゴールデンステイト・ウォリアーズ、またはロサンゼルス・レイカーズが獲得を狙うかもしれない。

 ただし、ナゲッツはFAのポール・ミルサップと再契約する可能性もあり、マイケル・ポーターJr.という成長中のビッグマンも健在。そしてプレーヤーオプションを破棄してFAになることが濃厚なジェレミー・グラントと再契約するのであれば、選択肢から外れることになる。

 レイカーズについても、マーキーフ・モリスの引き留めに失敗した場合という条件付きだが、同じポジションに若手のカイル・クーズマがいるため、積極的にアプローチはしてこないかもしれない。
 
 そこで浮上するのはウォリアーズ。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズという平均20点を見込める選手が3人もいるが、フロントコートの得点力をアップさせるのであれば、ガリナーリのシュート力は魅力的に映るはず。

 フロントコートには万能戦士のドレイモンド・グリーンのほか、エリック・パスカルやマーキーズ・クリス、ケボン・ルーニーがいるものの、アウトサイドからのシュート力に欠けていることは否めない。そこに経験豊富なガリナーリが加入すれば、バラエティ豊富なロースターとなる。

 12月に解禁予定のFA戦線で、ガリナーリがどんな選択を下すのかも気になるところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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