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NBA

「必ずまた戻ってくる」今ファイナルの大活躍で株を上げたバトラーが、来季のリベンジを力強く宣言

ダンクシュート編集部

2020.10.12

今回の苦い敗戦を糧に、来季のバトラーとヒートはさらなる成長を遂げて戻ってきてくれるだろう。(C)Getty Images

今回の苦い敗戦を糧に、来季のバトラーとヒートはさらなる成長を遂げて戻ってきてくれるだろう。(C)Getty Images

 10月11日(日本時間12日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートによるNBAファイナル第6戦は、王手をかけていたレイカーズが106-93で勝利。2010年以来、17度目のリーグ制覇を成し遂げた。

 惜しくも敗れたヒートだが、そのなかでエースのジミー・バトラーは、このファイナルで誰よりも株を上げた選手と言っていいだろう。第3戦では40得点、11リバウンド、13アシストをマークし、ファイナルにおいて40得点超えのトリプルダブルを達成した史上3人目の選手に。第5戦も35得点、12リバウンド、11アシスト、さらに5スティールまで奪い、ファイナルで35得点超えのトリプルダブル&5スティール以上を記録した初の選手となった。

 また、このシリーズでバトラーがマークした平均26.2点、8.3リバウンド、9.8アシスト、2.17スティール、0.83ブロックはいずれもチームトップの成績。ファイナルでこの5部門すべてでチーム最多のスタッツを記録したのは、クリーブランド・キャバリアーズに所属していた2016年のレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)以来史上2人目であり、まさにバトラーの獅子奮迅の活躍がなければ、ヒートの大健闘はなし得なかったと言っていい。
 
 47分12秒出場とフル回転した第5戦終了後は、歩くのもおぼつかないほど疲労困憊の様子が見て取れたバトラー。第6戦は12得点と文字通り力尽きてしまったが、自身とチームに確かな手応えを感じたのか、試合後の会見では「また戻ってくる」と力強く宣言した。

 その後、バトラーは自身のインスタグラムを更新。周囲の人々へ感謝を述べるとともに、ここでも来季のリベンジを誓った。

「マイアミの街、マイアミ・ヒートという組織、コーチ・スポ(エリック・スポールストラ・ヘッドコーチ)をはじめとしたコーチ陣、そしてチームメイトたち。彼らと過ごした最初のシーズンは最高だった。ありがとう。ヒートネーションとファンからの愛情とサポートに感謝したい。俺たちはまた戻ってくるから、信じていてくれ」

 今回のファイナルで、間違いなくバトラーは誰もが認めるスーパースターとなった。そして、若手とベテランが融合しチーム一丸となって戦い続けたヒートも、これから数年にわたって強豪として君臨し続けるだろう。来季の彼らがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。今後もその活躍から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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