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NBA

八村塁が終盤の好守で勝利に貢献!1年目と決定的に「違う」守備の変化とは?〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.04

 ウィザーズは前半で10点差をつけられるも、5点ビハインドで迎えた第4クォーターにセカンドユニットを中心に反撃。残り9分1秒にアレックス・レンがフリースロー2本を決めて85-83と逆転すると、以降は最後までリードを守り抜き、103-100で接戦を制した。

 今季5勝目(13敗)を手にしたウィザーズは、デトロイト・ピストンズ(5勝16敗)をかわして最下位を脱出。ビールがゲームハイの32得点に8リバウンド、アブディヤが13得点、ダービス・ベルターンスが11得点、レンが10得点、8リバウンド、約1か月ぶりの出場となったトロイ・ブラウンJr.が9得点、7リバウンドで勝利に貢献した。

 試合後、「ディフェンスで試合に勝てたから、励みになるよ」とベルターンスが話したように、ウィザーズは3ポイントこそ40.5%(15/37)と高確率で沈めたものの、フィールドゴール成功率41.7%(35/84)とショットに苦しみ、ターンオーバーも17回を数えた。
 
 それでもヒートに対して懸命なディフェンスを敷き、1ポゼッション差で勝利した意味は大きい。八村もヒーローやバトラー、ゴラン・ドラギッチらのドライブに身体を張って応戦。残り1分、逆転を狙ったバトラーのレイアップをノーファウルで守り切り、最後もヒーローの3ポイントに対してしっかりとチェックしてミスを誘発し、勝利に大きく貢献した。

 ルーキーイヤーだった昨季と今季のディフェンスの違いについて、八村は「相手選手のことを知らなきゃいけません。最初の年は、『どんな相手だ? どういう選手なんだ?』といったように(相手のことが)分かりませんでした。(今シーズンは)その点が僕自身を助けてくれていると思います」と話している。

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「我々は多くのことを乗り越えてきた。そして戦い続けている。ここまでの勝利数は喜べないが、これからも戦い続ける」と、今後の巻き返しを誓った。

 ウィザーズは今後、5日に再びアウェーでヒート戦、7日にシャーロット・ホーネッツ、8日にシカゴ・ブルズとのアウェー2連戦が組まれている。

文●秋山裕之(フリーライター)

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