「彼が持つ万能さは見事というほかない。ポイントガードからパワーフォワードまでなら誰であろうとガードしてしまうんだ。ボールマンへのアグレッシブさは目を見張るものがある。それに今でも、ディフェンスを学び続けている。これからヘルプディフェンダーとしてさらに良くなっていくだろう。私は彼の成長を本当に嬉しく思う。選手たちも彼がいることをすごく感謝しているよ」

　ウーブレイJr.はオフェンス面でもチームに欠かせないファクターだ。開幕直後こそシューティングスランプに陥っていたものの、徐々に復調し、２月は平均20.3点、３ポイント成功率44.6％を残している。
  「俺は不調だった時も日々良くなるようにやってきた。ジムにこもり、ワークアウトに励んで、自分のスキルを磨いて武器を加えようとしてきた。そこで時間を費やしたお陰で、自分の持つ武器が花開いて成長することできた」と、不振脱却の理由を語っている。

　華やかな攻撃面はもちろんのこと、ウォリアーズのペリメーターにおけるディフェンスのキーマンとして、ウーブレイJr.のさらなる成長から目が離せない。

文●秋山裕之（フリーライター）