ヒールカップ上の踵をホールドするスポンジ部分にオートグラフ、アッパー内側に自身の名前、つま先部分にウルブズ時代の背番号42、中敷の踵部分にLOVEマークがそれぞれ記され、“全面”楽しめるようにデザイン。これぞ“ザ・シグネチャー”と言える１足に仕上がっています。



　アウトソールとミッドソールの間には透明なパーツの奥にねじれ防止と考えられる樹脂パーツがあり、ソールパターンは波型に星が散りばめられています。



　BOXは 「361°」のデフォルト。ボール紙で製作され、総合スポーツメーカーらしくバスケット以外にもテニスやサッカーなどのシルエットを描かれています。

　シューズの包装紙や乾燥剤にも 「361°」ロゴが刷り込まれており、世界にブランドを認知させたいというメーカーの思いを感じることができました。



　18年にラブとの契約が切れ、ＮＢＡから姿を消した「361°」ですが、昨年アーロン・ゴードン（オーランド・マジック）と契約。ゴードンはリーグ屈指のダンカーだけに、今後どんなモデルがリリースされるか楽しみに待ちたいと思います。

文●西塚克之

【著者プロフィール】
西塚“DUKA”克之／日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ！せきトリくん」の作者として知られる人気イラストレーター。入手困難なグッズやバッシュを多数所有する収集家でもあり、インスタグラム（＠dukas_cafe）では、自身のシューズコレクションを公開中。ダンクシュートでは名作シューズ列伝『SOLE&SOUL』を連載している。

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