「俺はいつだってこのリーグでプレーするに値すると感じている。でも正直な話、フィルムで何度も観てきた彼らが間近にいるんだから、信じられない瞬間だったよ。ステフとデイム、あの２人は（オールスターで）ＭＶＰを取ってはいないけど、コートでやってのけたことはすごく非現実的に感じたよ」

　試合後にブラウンはそう語り、初のオールスターを満喫。10日からはレギュラーシーズン後半戦がスタートするため、再びセルティックスの主軸としてテイタムとチームを牽引する活躍が求められる。
  　セルティックスは現在19勝17敗（勝率52.8％）でイースタン・カンファレンス４位。４位から12位のワシントン・ウィザーズまではわずか4.0ゲーム差という団子レースとなっているだけに、１試合の勝敗でシード順が入れ替わる可能性もあるだろう。

　オールスター出場で堂々のプレーを見せて自信をつけたブラウンだが、まだ24歳と伸びしろは十分ある。後半戦、そしてプレーオフでこの男が躍動する姿を見ることができるはずだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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