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NBA

プレーオフ進出を目指し後半戦に臨む八村塁。指揮官が日本の至宝に期待することは?〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.10

 今季チームはビールとウエストブルックのどちらかをコートに残して戦っているため、八村がファーストオプションになることは少ない。そのため、得点パターンとしてはハーフコートオフェンスで1対1、あるいはポストプレー、ファーストブレイクからイージーバスケットを決めるのがほとんどだ。キャッチ&シュートで3ポイントを沈めることもあるが、フィールドゴールの約半数がリング下とペイントエリアから放たれたものとなっている。

 9日の練習後、指揮官は八村のディフェンス面についてこう話している。

「ディフェンス面では、引き続きいい方向に進んでいってほしいね。彼はこのチームにおけるディフェンスの鍵だ。状況によっては相手の1番(ポイントガード)から5番(センター)を守っている。身体能力に恵まれているし、集中していれば相手は得点しづらくなる。あとは相手チームのメンバーを知り尽くしてほしい。マッチアップする相手とそのポジションの控え選手の予習をするだけでなく、相手のスターター1番から3番(スモールフォワード)、さらにその控え選手たちまでも知り尽くさなければいけない。もっと勉強して試合の経験を積んでいけば問題ないだろう」
 
 一方のオフェンス面ではリング下で確実にショットを沈める、またはファウルを獲得すべく、コンタクトしてフィニッシュまで持ち込むことが求められる。そしてブルックスHCは3ポイントについてこう話す。

「ルイのオフェンス面での安定感は素晴らしい。あえて言うなら3ポイントだね。たとえ最初の数本を外したとしても、引きずらずどんどん打ち続けてほしい。彼は優秀な3ポイントシューターになれると思っているから、磨き続けてほしいね」

 自身初のプレーオフ進出に向けて、後半戦の八村のパフォーマンスに要注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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