BOXはブランドのデフォルトで、全面紺色で覆われたBOXにホワイトとオレンジのロゴが映えています。包装紙にはPROTEGEのロゴがパターン印刷。シューズ名、サイズを表す部分はシール対応ですが、シューズデザインが線画で入っています。



　ハリントンはその後、中国の福建スタージョンズ、オーストラリアのシドニー・キングスでもプレー。ＮＢＡだけでなく、世界をまたにかけた真のジャーニーマンになったのです。

　日本ではあまり馴染みのない選手ですが、ハリントンは高卒選手としてＮＢＡで16年以上プレーした選手の１人で、そのほかはケビン・ガーネット、ジャーメイン・オニール、ラシャード・ルイス、コビー、レブロンと大物揃い。
 

　ただ、この錚々たるメンバーのなかでオリジナルのシューズブランドを持っていたのはハリントン１人だけ。さらに１万超えが当たり前なレブロンやコビーモデルより断然リーズナブルでした。

　シャキール・オニールは「SHAQ BRAND（シャックブランド）」、ステフォン・マーブリーの「STARBURY（スターブリー）」、現役選手でもブルックリン・ネッツのスペンサー・ディンウィディーが自社ブランド「K8IROS（ケイロス）」を立ち上げ、様々なモデルを発売しています。採算度外視でこういったオリジナルブランドが出てくるのもＮＢＡならではと言えるでしょう。

文●西塚克之

【著者プロフィール】
西塚“DUKA”克之／日本相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ！せきトリくん」の作者として知られる人気イラストレーター。入手困難なグッズやバッシュを多数所有する収集家でもあり、インスタグラム（＠dukas_cafe）では、自身のシューズコレクションを公開中。ダンクシュートでは名作シューズ列伝『SOLE&SOUL』を連載している。

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