キャリアハイの得点を奪い、ラプターズの勝利に大きく貢献した渡邊は、この日の活躍でますます自信を深めたことだろう。

　なお、この日ワシントン・ウィザーズは延長の末にニューオリンズ・ペリカンズを下し、シカゴ・ブルズがメンフィス・グリズリーズに敗れたことで、勝率わずか４厘差ながらラプターズはイースタン・カンファレンス10位に。ゲーム差なしの11位にウィザーズとブルズが並んでいる。
  　ラプターズ（23勝34敗／勝率40.4％）は、スケジュールの関係でウィザーズとブルズ（ともに22勝33敗／勝率40.0％）よりも２試合多くこなしているものの、イーストのプレーイン・トーナメント最後のスポットは熾烈な争いとなることは確実。今後も負けられない試合が続くなか、渡邊がラプターズで存在感を高めていくことができれば、今後のキャリアにおいてこの日がターニングポイントとなるかもしれない。

文●秋山裕之（フリーライター）

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