2009年のドラフト全体3位でオクラホマシティ・サンダーに入団したハーデンは、サンダーで3シーズン、ヒューストン・ロケッツで8シーズンと、昨季までのキャリア全てでプレーオフを戦ってきた。
特にエースを務めたロケッツでは計85試合で平均38.1分プレーし、28.4点、5.7リバウンド、7.1アシスト、1.94スティールをマーク。12年にはサンダーでデュラントらとともにNBAファイナル、15、18年にはロケッツでカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった経験を持つ。
今季のネッツはハーデンだけでなく、デュラントが37試合、アービングが17試合を欠場と、ビッグ3の健康面が常に不安要素としてつきまとっている。それでもハーデンは「このチームのマインドセットは、俺たちが健康体でポストシーズンを迎えることができれば、自分たちの望む位置へとたどり着けるということ。俺たちにはそのチャンスがある」と自信を見せている。
リーグ随一のタフガイとして知られるハーデンだけに、無理をすればもっと早く復帰することもできただろう。「バスケットを愛している限り、コートに出てプレーしたいさ。でもそこはスマートにならなきゃいけない。自分が健康になることで、俺たちは猛プッシュできる」という言葉からは、長丁場になるであろうプレーオフへの強い決意が感じられる。
そしてリーグ最高級のオフェンシブプレーヤーは「キャリアの中で、俺はヒューストンにいた頃からポストシーズンでものすごく長い時間をプレーしてきた。そして今、俺は自分の身体と精神をクリアにしてポストシーズンを迎える機会を手に入れた。(プレーオフでは優勝までに)16勝しなきゃいけない。それが究極のゴールで、それこそ俺がブルックリンへやって来た理由なんだ」と意気込みを語った。
イーストではシクサーズやバックスのほか、マイアミ・ヒートやボストン・セルティックスといったチームが強力な戦力を有しているものの、万全の状態のネッツを優勝候補から外すことはできない。特にハーデンの存在は、ネッツをより一段と危険なチームへと変貌させるからだ。
はたしてハーデンはレギュラーシーズン中に復帰し、ベストコンディションでプレーオフを迎えることができるのか。今季の覇権争いを左右しかねない要素だけに、今後の動向に注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
特にエースを務めたロケッツでは計85試合で平均38.1分プレーし、28.4点、5.7リバウンド、7.1アシスト、1.94スティールをマーク。12年にはサンダーでデュラントらとともにNBAファイナル、15、18年にはロケッツでカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった経験を持つ。
今季のネッツはハーデンだけでなく、デュラントが37試合、アービングが17試合を欠場と、ビッグ3の健康面が常に不安要素としてつきまとっている。それでもハーデンは「このチームのマインドセットは、俺たちが健康体でポストシーズンを迎えることができれば、自分たちの望む位置へとたどり着けるということ。俺たちにはそのチャンスがある」と自信を見せている。
リーグ随一のタフガイとして知られるハーデンだけに、無理をすればもっと早く復帰することもできただろう。「バスケットを愛している限り、コートに出てプレーしたいさ。でもそこはスマートにならなきゃいけない。自分が健康になることで、俺たちは猛プッシュできる」という言葉からは、長丁場になるであろうプレーオフへの強い決意が感じられる。
そしてリーグ最高級のオフェンシブプレーヤーは「キャリアの中で、俺はヒューストンにいた頃からポストシーズンでものすごく長い時間をプレーしてきた。そして今、俺は自分の身体と精神をクリアにしてポストシーズンを迎える機会を手に入れた。(プレーオフでは優勝までに)16勝しなきゃいけない。それが究極のゴールで、それこそ俺がブルックリンへやって来た理由なんだ」と意気込みを語った。
イーストではシクサーズやバックスのほか、マイアミ・ヒートやボストン・セルティックスといったチームが強力な戦力を有しているものの、万全の状態のネッツを優勝候補から外すことはできない。特にハーデンの存在は、ネッツをより一段と危険なチームへと変貌させるからだ。
はたしてハーデンはレギュラーシーズン中に復帰し、ベストコンディションでプレーオフを迎えることができるのか。今季の覇権争いを左右しかねない要素だけに、今後の動向に注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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