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NBA

今季のホーム勝率は歴代ワースト。コロナ禍で“ホームコート・アドバンテージ”は喪失したのか?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.15

 とはいえ、ジャズはプレーオフでは1万3000人(アリーナの収容人数は1万8306人)まで観客数を増やすことを発表しており、00-01シーズン以来初のイースタン・カンファレンス第1シードを手にしたシクサーズの選手たちもホームコート・アドバンテージを重要視している。

 先月、ベン・シモンズは「(ホームコート・アドバンテージは)すごく重要。だからこそ、俺たちは第1シードになりたいんだ」と話せば、同僚のジョエル・エンビードも「フィリーでプレーしている時は、(ファンが)後押ししてくれる。鼓舞してくれるし、ブーイングもしてくれる。だから110%の力を出してハードにプレーしなければならない。このチームに来てからというもの、俺たちはどれだけホームで支配してきたか。相手を支配するためにも、大きな要素になっている」と語っていた。
 
 チャンピオンシップを勝ち取るには、アウェーで勝つことも重要な要素になる。それでも選手たちにとっては、ホームでファンの後押しを受けてプレーできることが大きなモチベ―ションとなっているのは間違いない。

 昨季は無観客かつバブル(隔離された地域)でプレーオフを戦ってきただけに、有観客で迎える今年のポストシーズンはどんな展開が待っているのか。楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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