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NBA

ジョーダンに次ぐ歴代2位!デュラントの驚異の得点力を端的に示す知られざるデータ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.24

 この日はフィールドゴール10/25(40.0%)、3ポイント1/8(12.5%)と確率こそ悪かったものの、フリースロー11/12(91.7%)を正確に沈め高得点を奪取。軽やかな動きからドライビングダンクやベースラインジャンパー、オフボールムーブから強烈なボースハンドダンク、プルアップジャンパー、プルアップスリー、キャッチ&シュートと、様々な攻撃パターンでネッツを牽引した

 プレーオフ通算140試合を終えたデュラントは、NBA歴代4位の平均得点(29.1)をさらに伸ばしたばかりか、25得点以上をマークした割合(50試合以上の出場が条件)では、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/84.9%)に次ぐ歴代2位の75.0%を記録している。この数字はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/69.6%)やジェリー・ウエスト(元レイカーズ/68.6%)をも上回る高水準であり、デュラントが史上屈指のスコアラーであることを端的に表していると言えよう。

 プレーオフ特有の試合の激しさについて、デュラントは初戦を終えてこう話している。
 
「俺たちはここ5、6日間をかけて準備してきた。このチームの原則やその詳細、それにみんながそれぞれに求められることについて集中して学んできたんだ。これはレギュラーシーズンではなく、プレーオフだからね。だから全員がそれぞれの役割を理解しているし、最高のバスケットボールをするためにはどれだけ高いレベルで各ポゼッションをこなさなきゃいけないかを把握している。プレーオフでそれをやり遂げることは本当に難しいことなんだ」

 苦しむ場面もあったとはいえ、シリーズ初戦を制したネッツ。しかしデュラントは「今、俺たちは好位置にいる。それを嬉しく思うよ。最初の試合を取ることができたけど、第2戦に向けてまた準備していかないといけないね」と、より気を引き締めていた。

 NBA史上最高級のスコアラー(デュラント)、豊富なスキルと無類の勝負強さを誇るクローザー(アービング)、現役屈指のプレーメーカー兼オフェシブプレーヤー(ハーデン)。史上最高クラスの攻撃的ビッグ3を擁するネッツが、25日のシリーズ第2戦で連勝を狙う。

文●秋山裕之(フリーライター)

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