そして、オフェンス面でホークスを牽引するのはもちろんトレイ・ヤング。1回戦ではプレーオフ初出場ながら、シリーズ平均29.2点、9.8アシストをマークし、ニックスを蹴散らしたエースは「僕はこの瞬間のために一生懸命やってきたんだと感じている。プレーオフという、大舞台でプレーするためにね」と話しており、その自信は増すばかりだ。
もちろん、シクサーズも黙ってはいない。ドック・リバースHCは「彼を素晴らしいパサーにしているのは、見事なスコアラーというだけでなく、状況をよく理解していることにある。相手がどれだけボールを手放そうとしているか、トラップを仕掛けているかを彼はわかっている。そういう状況のなかでも、ワイドオープンの選手を見つけ出そうとしているんだから驚きさ。彼はスコアラーというよりも、優れたパサーなんさ」とヤングについてコメントしている。
シクサーズはヤングに対して、ダニー・グリーンやベン・シモンズ、マティス・サイブルといった守備巧者たちを刺客に送り込み、状況によってはダブルチームでボールを手放そうと仕向けるだろう。ベテランのグリーンはこう語る。
「誰だってトレイから3ポイント、ペネトレーションを奪いたいものさ。彼はリム付近でもフローターで決めてしまう。それに3ポイントも凄く上手い。だから僕らのアプローチとしては、ボールが彼の手に渡らないようにすること。彼にはいつもとは違うやり方で臨むよ。あんまり多くはないけど、苦手とするプレーへと持ち込ませるようにトライしていく」
レギュラーシーズンの戦績はシクサーズの2勝1敗だが、エンビード不在となれば様相も変わってくる。ホークスとしてはヤングとカペラという攻守の要が、本来の働きができるかがポイントとなりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
もちろん、シクサーズも黙ってはいない。ドック・リバースHCは「彼を素晴らしいパサーにしているのは、見事なスコアラーというだけでなく、状況をよく理解していることにある。相手がどれだけボールを手放そうとしているか、トラップを仕掛けているかを彼はわかっている。そういう状況のなかでも、ワイドオープンの選手を見つけ出そうとしているんだから驚きさ。彼はスコアラーというよりも、優れたパサーなんさ」とヤングについてコメントしている。
シクサーズはヤングに対して、ダニー・グリーンやベン・シモンズ、マティス・サイブルといった守備巧者たちを刺客に送り込み、状況によってはダブルチームでボールを手放そうと仕向けるだろう。ベテランのグリーンはこう語る。
「誰だってトレイから3ポイント、ペネトレーションを奪いたいものさ。彼はリム付近でもフローターで決めてしまう。それに3ポイントも凄く上手い。だから僕らのアプローチとしては、ボールが彼の手に渡らないようにすること。彼にはいつもとは違うやり方で臨むよ。あんまり多くはないけど、苦手とするプレーへと持ち込ませるようにトライしていく」
レギュラーシーズンの戦績はシクサーズの2勝1敗だが、エンビード不在となれば様相も変わってくる。ホークスとしてはヤングとカペラという攻守の要が、本来の働きができるかがポイントとなりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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