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NBA

ホークスの「歴代ベスト5」ペティット、ウィルキンスら居並ぶレジェンドたちの間に、2000年代から割って入ったのは…<DUNKSHOOT>

杉浦大介

2021.04.25

ペティット(右上)、ウィルキンス(左)ら往年のレジェンドに加え、2000年代のメンバーからは唯一ジョンソン(右下)が選出された。(C)Getty Images

ペティット(右上)、ウィルキンス(左)ら往年のレジェンドに加え、2000年代のメンバーからは唯一ジョンソン(右下)が選出された。(C)Getty Images

 1946年の創設から75年。その長い歴史の中でNBAは何人ものスーパースターを輩出し、ファンを楽しませてきた。では、各チームの「歴代ベスト5」を選出したら、一体どんな選手が並ぶのか。『THE DIGEST』では、NBAに精通する識者に依頼し、全30チームのベストメンバーを選んでもらった。

 今回は「アトランタ・ホークス」編をお届けする。1949年に“トライシティ・ブラックホークス”の名で創設されたチームは、ミルウォーキー(1951~55)、セントルイス(1955~68)を経て、1968年から現在のアトランタにフランチャイズを移転。セントルイス時代の1958年には初にして唯一のリーグ制覇、1956~99年の44シーズンでは36度のプレーオフ出場を果たした。近年は低迷していたものの、今季は4シーズンぶりのプレーオフ進出が濃厚。そんな古豪のベスト5には、どのようなメンバーが顔を揃えたのだろうか。
 
【ポイントガード】
レニー・ウィルケンズ
1937年10月28日生。185cm・82kg
在籍期間:8シーズン(1960~68)
成績:555試合、平均15.5点、4.9リバウンド、5.5アシスト

 現代のファンにとってのウィルケンズは、コーチとしての印象が強いかもしれないが、現役時代はサイズ不足をスキルでカバーする名ガードだった。1960年のドラフト1巡目6位指名を受け、当時はセントルイスに本拠地を置いていたホークス入り。以降、8シーズン中5度もオールスターに選出を果たした。

 巧みなドリブルとパスワークが武器のサウスポーで、ボブ・ペティットと協力デュオを形成。特に在籍8シーズンでチームを7度もプレーオフ進出に導いたことは特筆されて然るべきで、平均20.0点、8.3アシストを挙げた1967-68シーズンはMVP投票でもウィルト・チェンバレン(当時フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に次ぐ2位に入っている。

 引退後は指導者の道を歩み、1993~2000年にはホークスのヘッドコーチとして、毎年のようにチームをプレーオフに導いたことも特筆されていい。選手、コーチの両方で殿堂入りを果たした文字通りの“レジェンド”だ。
 
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