専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ウォリアーズのトンプソンがさらなる“効率化”?完全復活を期す来季は「リアルプラスマイナスといったスタッツで…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.07

 トンプソンはもともとキャッチ&シュートのスペシャリストであり、長くボールを保持してプルアップショットを乱発するような選手ではない。ドライブからレイアップやダンクで得点することもあるが、少ないドリブルで効率よく加点していくスタイルが持ち味だ。そのトンプソンが「効率の良い選手でありたい」と話していることから、来季はさらに磨かれた効率的なプレーの数々を見せてくれることだろう。

 ちなみに、今年のポートランド・トレイルブレザーズとデンバー・ナゲッツによるプレーオフ1回戦第5戦で、デイミアン・リラードが12本もの3ポイントを沈め、ポストシーズンにおける1試合最多記録を塗り替えている。ただ、この試合は2度の延長にもつれる長丁場であり、リラード自身も51分44秒間コートに立っていた。
 
 一方、これまでの最多記録を保持していたトンプソンは、2016年のカンファレンス・ファイナル第6戦(対オクラホマシティ・サンダー)で、39分35秒のプレータイムで11本をヒット。成功数で見れば12本のリラードに軍配が上がるものの、延長なしで11本もの長距離砲を沈めたトンプソンの凄さも、もっと評価されるべきだろう。

 はたして、復帰が切望されているこの男が、来季いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。まだ気が早いものの、期待せずにはいられない。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号