トンプソンはもともとキャッチ&シュートのスペシャリストであり、長くボールを保持してプルアップショットを乱発するような選手ではない。ドライブからレイアップやダンクで得点することもあるが、少ないドリブルで効率よく加点していくスタイルが持ち味だ。そのトンプソンが「効率の良い選手でありたい」と話していることから、来季はさらに磨かれた効率的なプレーの数々を見せてくれることだろう。
ちなみに、今年のポートランド・トレイルブレザーズとデンバー・ナゲッツによるプレーオフ1回戦第5戦で、デイミアン・リラードが12本もの3ポイントを沈め、ポストシーズンにおける1試合最多記録を塗り替えている。ただ、この試合は2度の延長にもつれる長丁場であり、リラード自身も51分44秒間コートに立っていた。
一方、これまでの最多記録を保持していたトンプソンは、2016年のカンファレンス・ファイナル第6戦(対オクラホマシティ・サンダー)で、39分35秒のプレータイムで11本をヒット。成功数で見れば12本のリラードに軍配が上がるものの、延長なしで11本もの長距離砲を沈めたトンプソンの凄さも、もっと評価されるべきだろう。
はたして、復帰が切望されているこの男が、来季いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。まだ気が早いものの、期待せずにはいられない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ちなみに、今年のポートランド・トレイルブレザーズとデンバー・ナゲッツによるプレーオフ1回戦第5戦で、デイミアン・リラードが12本もの3ポイントを沈め、ポストシーズンにおける1試合最多記録を塗り替えている。ただ、この試合は2度の延長にもつれる長丁場であり、リラード自身も51分44秒間コートに立っていた。
一方、これまでの最多記録を保持していたトンプソンは、2016年のカンファレンス・ファイナル第6戦(対オクラホマシティ・サンダー)で、39分35秒のプレータイムで11本をヒット。成功数で見れば12本のリラードに軍配が上がるものの、延長なしで11本もの長距離砲を沈めたトンプソンの凄さも、もっと評価されるべきだろう。
はたして、復帰が切望されているこの男が、来季いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。まだ気が早いものの、期待せずにはいられない。
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