専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

重鎮ジェリー・ウエストがクレイ・トンプソンを語る「私は彼の大ファン。ステフにとって完璧な選手だ」

秋山裕之

2020.07.19

トンプソン(左)の大ファンと語るウエスト。カリー(右)の相棒を務めるのに最高の選手だという。(C)Getty Images

トンプソン(左)の大ファンと語るウエスト。カリー(右)の相棒を務めるのに最高の選手だという。(C)Getty Images

 2018年2月のこと。ゴールデンステイト・ウォリアーズのフランチャイズプレーヤー、ステフィン・カリーは『The Athletic』のインタビューに対し「僕たちはリーグのなかでも極めて優秀な、究極のスタンダードだ。長い間一緒にプレーしてきたし、高いレベルを維持しているんだから」と口にしていた。

 カリーの言う“僕たち”とはもちろん、クレイ・トンプソンとドレイモンド・グリーンのことだ。カリー(2009年ドラフト1巡目7位)、トンプソン(2011年ドラフト1巡目11位)、グリーン(2012年ドラフト2巡目35位)、彼らはいずれもウォリアーズからドラフト指名を受け、生え抜き選手としてこれまでずっとウォリアーズ一筋でプレーしてきた。

「俺たちは皆、ともに成長してきた。俺がリーグに入った頃、ステフは今のステフじゃなかったし、クレイだってそう。俺なんて明確なポジションさえなかったくらいだ。俺がルーキーだった年(2013年)、チームはセカンドラウンド(カンファレンス・セミファイナル)へ進み、翌シーズンは1回戦敗退だった。で、俺たちはそこから一緒に成長してきたんだ。知ってのとおり、ウォリアーズからドラフト指名され、互いにステップアップしてここまできた。素晴らしいこと。俺はその一部になれて嬉しいね」
 
 グリーンがそう話したように、ウォリアーズが誇る“ビッグ3”は、現在のリーグで最も長くともにプレーしてきたトリオと言える。なかでもカリーとトンプソンは、NBA史上最も優れたシュート力を誇るバックコートデュオと言っていいだろう。

 柔らかいシュートタッチから放たれるショットは高確率でリングに吸い込まれ、まるでネットが水しぶきをあげることから“スプラッシュ・ブラザーズ”というニックネームもついた2人。現代NBAを3ポイント全盛へと持ち込んだ、最大の功労者なのかもしれない。

 今季はトンプソンが左ヒザ前十字靭帯断裂で全休、カリーは左手の骨折により長期離脱、グリーンも度重なる故障で計22試合に欠場。チームもリーグワーストの15勝50敗(勝率23.1%)に沈んだものの、来季は3人とも健康体でプレーできることが期待されており、早くもウォリアーズを優勝候補へと推す声もある。
 

DAZNなら「プロ野球」「Jリーグ」「CL」「F1」「WTAツアー」が見放題!充実のコンテンツを確認できる1か月無料体験はこちらから

NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号