クリッパーズで指揮を執るタロン・ルーHCは、ビラップスについてこう話す。
「彼は昨年の夏からここまで、一生懸命にやってくれている。彼なら別のチームで青写真を掲げて、(HCとして)再出発するチャンスを手にするだろうね。コーチとして、彼の落ち着いた性格は選手たちと良い関係を構築すること、そしてコミュニケーションをとることに役立っている。PG(ジョージの愛称)をポイントガードとして起用する上でどうプレーすべきか、この1年間を通して上手くやっているよ」
また、ビラップスは昨年からコーチングについて貪欲な姿勢を見せていたと、ルーは証言している。
「彼は昨年の時点で、すでに(タイムアウト後の)勉強をしていたんだ。ボードを出して選手たちへ指示する方法などについてね。コロナ禍で(シーズン中断となって)私がデンバーへ何週間か戻った時には、1日に4~5時間は2人で(コーチングについて)話にのめり込んでいた。彼はプレーの引き出し方やどのプレーを選択すべきか、システムやプレーコールについても一生懸命知ろうとしていた。とんでもない働きぶりだったよ」
そのビラップスが今季残した最大の功績こそが、ジョージの成長だという。
「今、彼は5対5のコーチングもしていて、着実に成長を見せている。そしてPGの成長も助けた。ピック&ロールの状況でどんなパスをすべきか、どんなことを見つけ出し、何を予測していくのかを説いている。お陰でPGは大きく成長することができた」
フランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出を目指すクリパーズにおいて、ビラップスはチーム内で確固たる地位を築き、ACとして申し分ない働きを見せていると言っていい。指揮官のルーだけでなく、選手たちからも信頼されているだけに、今季終了後に他チームのHCへ昇格する可能性は十分にありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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「彼は昨年の夏からここまで、一生懸命にやってくれている。彼なら別のチームで青写真を掲げて、(HCとして)再出発するチャンスを手にするだろうね。コーチとして、彼の落ち着いた性格は選手たちと良い関係を構築すること、そしてコミュニケーションをとることに役立っている。PG(ジョージの愛称)をポイントガードとして起用する上でどうプレーすべきか、この1年間を通して上手くやっているよ」
また、ビラップスは昨年からコーチングについて貪欲な姿勢を見せていたと、ルーは証言している。
「彼は昨年の時点で、すでに(タイムアウト後の)勉強をしていたんだ。ボードを出して選手たちへ指示する方法などについてね。コロナ禍で(シーズン中断となって)私がデンバーへ何週間か戻った時には、1日に4~5時間は2人で(コーチングについて)話にのめり込んでいた。彼はプレーの引き出し方やどのプレーを選択すべきか、システムやプレーコールについても一生懸命知ろうとしていた。とんでもない働きぶりだったよ」
そのビラップスが今季残した最大の功績こそが、ジョージの成長だという。
「今、彼は5対5のコーチングもしていて、着実に成長を見せている。そしてPGの成長も助けた。ピック&ロールの状況でどんなパスをすべきか、どんなことを見つけ出し、何を予測していくのかを説いている。お陰でPGは大きく成長することができた」
フランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出を目指すクリパーズにおいて、ビラップスはチーム内で確固たる地位を築き、ACとして申し分ない働きを見せていると言っていい。指揮官のルーだけでなく、選手たちからも信頼されているだけに、今季終了後に他チームのHCへ昇格する可能性は十分にありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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