そして8月1日に戦うアルゼンチンのPGは、NBAデンバー・ナゲッツに所属するファクンド・カンパッソだ。身長は178cmと最初に戦った2選手より劣るが、屈強な肉体と身体能力を誇り、サイズ不足を感じさせない。何より特筆すべきは彼のアシスト能力で、いかなる体勢からでもオープンな味方を見つけ意表を突いたパスを繰り出す姿は、“世界屈指のファンタジスタ”という呼称がぴったりだ。
最初の2試合で、日本はルビオ(191cm)とドンチッチ(201cm)に対してサイズで勝る渡邊(206cm)をぶつける戦術をとったが、このカンパッソに対しては逆にスピードで振り切られる可能性がある。マッチアップをPG同士の田中に戻すか、あるいはサイズで大きな不利にならない富樫やベンドラメ礼生(186cm)を先発させる手もあるだろう。
いずれにしても、このオリンピックという大舞台でタイプの違う世界最高峰のPGたちと対戦できるのは、この上ない貴重な経験だ。今後、日本が世界の強国と互角以上に渡り合うことを目指す時、PGのレベルアップは必須。ルビオやドンチッチのような世界基準のサイズを持ったPGを育成年代から育てるのか、カンパッソのようなタイプを目指すのかはわからないが、最高の教材になることは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
最初の2試合で、日本はルビオ(191cm)とドンチッチ(201cm)に対してサイズで勝る渡邊(206cm)をぶつける戦術をとったが、このカンパッソに対しては逆にスピードで振り切られる可能性がある。マッチアップをPG同士の田中に戻すか、あるいはサイズで大きな不利にならない富樫やベンドラメ礼生(186cm)を先発させる手もあるだろう。
いずれにしても、このオリンピックという大舞台でタイプの違う世界最高峰のPGたちと対戦できるのは、この上ない貴重な経験だ。今後、日本が世界の強国と互角以上に渡り合うことを目指す時、PGのレベルアップは必須。ルビオやドンチッチのような世界基準のサイズを持ったPGを育成年代から育てるのか、カンパッソのようなタイプを目指すのかはわからないが、最高の教材になることは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部