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NBA

「もっと上手くならなきゃいけない」セルティックスの若きエースが語る東京五輪の経験と“今季への決意”<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.10.14

 9月下旬に米スポーツ専門局『ESPN』が公開したNBAベストプレーヤーランキングで、テイタムは14位という好順位につけたものの、本人としては現状にとどまるつもりはない。

 アメリカ代表でアシスタントコーチを務め、今季からセルティックスの指揮官となったイーメイ・ユドカ・ヘッドコーチも、テイタムの成長に期待を寄せている。

「ジェイソンはケビン(デュラント)がこなしていたことをいくつか見ていたよ。彼にとって収穫になったはずだ。ケビンは毎日の練習に対してものすごくハードに取り組んでいた。彼には練習後にこなすルーティンがあってね。それを何人かの選手たちが見ていたよ。彼が持つワークアウトへの熱意を肌で感じていたんだ」

 8日に『SiriusXM NBA Radio』へ出演した際、指揮官は今夏の代表での経験について明かし、こう続けていた。
 
「彼(デュラント)は練習をやって、そこから1対1のルーティンをこなしていた。それもゲームスピードより速くね。若い選手たちがそれを間近で見ていたから、彼らにとって貴重なものとなったはずだ。彼があれだけ活躍できるのは、決して偶然なんかじゃないことが分かったに違いない」

 今季のセルティックスはジェイレン・ブラウンやマーカス・スマートら既存戦力に、アル・ホーフォードやジョシュ・リチャードソン、デニス・シュルーダーといった実力者が加わり、戦力アップに成功したと言っていい。

 だがこのチームがイースタン・カンファレンス上位の戦績を残し、プレーオフを勝ち上がるためには、やはりテイタムの活躍が必須。23歳の若きエースがどのような進化を遂げるのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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