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NBA

“見限られた”カーメロの大活躍をレブロン&デイビスが絶賛「隣でプレーできて最高に嬉しい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.10.26

 レブロンが「見限った人がいた」と語ったように、今からほんの3年前、カーメロは“引退の危機”に直面していた。当時所属していたヒューストン・ロケッツと決別してFA(フリーエージェント)となり、他球団からのオファーを待ったものの、獲得を打診するチームは現われず、無所属のまま約1年が経過。しかしその後、ポートランド・トレイルブレイザーズで再び輝きを取り戻し、今季もレイカーズで貴重な得点源として活躍しているのだから、何が起こるかわからないものだ。

 アンソニー・デイビスも「ほんの数年前、誰も彼のことを欲しがらなかった」と切り出し、こう語っている。

「彼はカウントされていなかったんだ。(実力を)疑問視されていた。そこで彼は諦めずにやり続けて、プロフェッショナルであり続けた。そしてポートランドで復活を遂げたんだ。彼は今ここにいて、同じことをやってくれている。このチームに彼がいてくれて光栄だし、彼の隣でプレーできて最高に嬉しいよ」
 
 シーズンはまだ始まったばかり。カーメロだけでなく、レブロンやドワイト・ハワード、トレバー・アリーザといった大ベテランを多く抱えるレイカーズにとって、ひとまず初白星を手にしたことは朗報と言っていいだろう。

 長丁場のシーズンにおいて、ベンチにカーメロのような爆発力のあるスコアラーがいることは、レイカーズにとっても大きいはず。シャキール・オニール(元レイカーズほか)が保持する歴代8位の通算2万8596得点まであと1173得点の開きがあるが、この試合のようなパフォーマンスを続けることができれば、今季中に追いつくことも決して不可能ではないはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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