延長でも再三にわたってリードを手にしながら、痛恨の黒星を喫したレイカーズ。ではこの敗戦を、チームのOBはどう捉えたのか。現役時代にレイカーズに6シーズン半在籍し、2000~02年の3連覇に貢献したロバート・オリーは、コメンテーターを務める現地メディア『SPECTRUM SPORTSNET』で現チームの問題点を指摘している。
「試合を観たら、彼らはリードするとすぐさま笑っていた。ほかのチームはああいったおどけたしぐさの全てを見ているのにね。あれが相手チームに火をつけるんだ。彼らが3ポイントを決めたり、ようやくショットを決めて大喜びしているのを見るのはもううんざりだ」
オリーはレイカーズでシャキール・オニール、コビー・ブライアントらとともに主軸を務め、プレーオフで勝てない時期から黄金期までを経験。‟ビッグショットロブ‟という異名の通り、勝負どころで何度も決勝弾を沈めてきた。そんな名脇役は、チャンピオンになるための持論を語る。
「私としては、ああやって笑っているのはプロフェッショナルではないと思う。レイカーズがチャンピオンシップチームになりたければ、強い意志を持って必死に食らいつき、笑ったりせずに相手を打ち負かさなきゃいけない」
今季のレイカーズはキングス戦のように勝ち切るチャンスを逃す試合が散見される。勝ちゲームでも、11月に入ってからは2桁点差で勝利した試合はゼロ。今季5度の延長戦では4勝1敗と勝ち越しているとはいえ、相手を圧倒しているとは言い難い。
はたして、リーグ屈指の豪華戦力を誇るスター軍団は上り調子へと転じることができるのだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
「試合を観たら、彼らはリードするとすぐさま笑っていた。ほかのチームはああいったおどけたしぐさの全てを見ているのにね。あれが相手チームに火をつけるんだ。彼らが3ポイントを決めたり、ようやくショットを決めて大喜びしているのを見るのはもううんざりだ」
オリーはレイカーズでシャキール・オニール、コビー・ブライアントらとともに主軸を務め、プレーオフで勝てない時期から黄金期までを経験。‟ビッグショットロブ‟という異名の通り、勝負どころで何度も決勝弾を沈めてきた。そんな名脇役は、チャンピオンになるための持論を語る。
「私としては、ああやって笑っているのはプロフェッショナルではないと思う。レイカーズがチャンピオンシップチームになりたければ、強い意志を持って必死に食らいつき、笑ったりせずに相手を打ち負かさなきゃいけない」
今季のレイカーズはキングス戦のように勝ち切るチャンスを逃す試合が散見される。勝ちゲームでも、11月に入ってからは2桁点差で勝利した試合はゼロ。今季5度の延長戦では4勝1敗と勝ち越しているとはいえ、相手を圧倒しているとは言い難い。
はたして、リーグ屈指の豪華戦力を誇るスター軍団は上り調子へと転じることができるのだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)