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NBA

不振のレイカーズ。止まらない批判にウエストブルックはウンザリ「正直、この状況に飽きている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.12.28

「俺に関する話ってのは、俺がどうプレーしているのか、自分がやっていることについてがほとんどだ。でもな。人々は俺に25(得点)に15(リバウンド)、さらに15(アシスト)を期待している。そんなの毎回できるわけがない。確かに、俺はこの5年くらいでそういったことをやってきた。だから皆が『ラスはラスであるべき』とか言ってくるんだ」

 昨季所属していたワシントン・ウィザーズ、一昨季のヒューストン・ロケッツ、そして長年プレーしてきたオクラホマシティ・サンダーでは、ウエストブルックがチームの中心選手だった。

 だがレイカーズにはレブロンという将来の殿堂入りが確実なスーパースターがおり、ウエストブルックが1人で背負い込む必要は全くない。

 そうしたなかで、試合中に熱くなりすぎてしまったのか、マークマンを見失ったり、適切とは言い難いプレーをしてしまっている点は要改善だろう。

 25日に行なわれたネッツとのクリスマスゲーム。ウエストブルックは13得点、12リバウンド、11アシストのトリプルダブルこそ残したものの、フィールドゴール20本のうち16本をミス(成功率20.0%)し、そのうち11本がペイントエリア内のショットだった。
 
 ウエストブルックが毎試合120%の力を出し切ってプレーしているのは誰もが認めることだろうが、それで勝てるほどNBAは甘くない。

 特にディフェンス面でチームのルールやチームメイトたちとのコミュニケーションをもっと密にとり、自分のマークマンを見失わないといった基本的な部分を見直すなど、チーム一丸となるためのステップはまだまだ残っているはず。

 開幕前に大型補強を断行したことで、レイカーズは良くも悪くも注目を浴びてしまっているだけに、ウエストブルックの悪い面が強調されている現状を、是非とも打破してほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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