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NBA

アデトクンボが「納得できなかった」2020年プレーオフを回想「本来の状況でやっていたら、あそこで終わらなかった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.19

「7年目はマイアミ(とのシリーズ)で終わった。アスリートとして言い訳するつもりはない。でも僕は納得できなかった。もし本来の状況でやっていたら、あそこで終わらなかっただろうね。結局のところ、マイアミはバブルチームを作り上げてみせたんだと思う」

 当人がそう語るように、本来、プレーオフのシリーズは両チームのホームで交互に戦うものなのだが、この年はバブル開催だったことから、ホームコート・アドバンテージは皆無だった。「バスケットボールから離れることができなかった。試合に負けてもホテルに戻って、自分たちを倒した相手と会っていたくらいだ。あれじゃ落ち込むよ」とアデトクンボは漏らしていた。
 
 それでもバックスはこのシーズン終了後にトレードで攻守に秀でたドリュー・ホリデーを獲得。そして昨季のプレーオフ1回戦ではヒートをスウィープ(4戦無敗)でなぎ倒したのだから、優勝へのターニングポイントだったと受け取ることもできる。

 両チームが再びプレーオフの舞台で激突となれば、間違いなく白熱したシリーズへ発展するに違いない。アデトクンボ自身も、喜んでヒートとの対戦に臨むことだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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