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NBA

「今、最強なのはエンビードだ」シャックも太鼓判を押すMVP候補が自身の転機を語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.27

 そんなエンビードは自己最多タイの50得点を奪った19日のオーランド・マジック戦後、飛躍のきっかけとなった自身のターニングポイントについて語っている。

「2年前の夏だ。昨シーズンの前に、俺は毎日ワークアウトしていくことを決断した。栄養士と一緒に身体を作り直していき、自分の身体には何が必要なのか、ベストな方法を話し合ったんだ。でも減量したわけじゃない。食生活を変えていったんだ。どの試合でも快適にプレーできるように、自分の身体がいい反応をするようにとゴールを設定した」

 エンビードは2014年のドラフト全体3位でシクサーズから指名された後、足のケガのため2シーズンを棒に振るなど数々のケガに悩まされてきた。食生活を改善しようと決めたのは、20年にフロリダ州オーランドのバブル(隔離された施設)で開催されたプレーオフ1回戦で、ボストン・セルティックスに4連敗を喫したことがきっかけだったという。
 
「俺たちはファーストラウンドで敗れた。スウィープされたんだ。バブルはいい経験ではなかった。いいシーズンでもなかった。俺はあの時めちゃくちゃがっかりしたんだ。オールNBAチームにも入れなかったしね。そこで俺は(トレーナーの)ドリュー・ハンレンや栄養士と話して、自分の身体とゲームを磨いていくことが必要だと痛感した。そのことが、自分の持つ才能を最大限に発揮する機会になったんだ」

 今季のエンビードはここまでリーグ3位の平均29.0点、10.8リバウンド、4.3アシスト、0.97スティール、1.44ブロックを記録。5年連続のオールスター選出に加え、初のMVPも狙えるポジションにいる。

「俺はいつも、MVPというのは別格のアウォードだと思ってきた。それはリーグで最強の男であることを意味する。今、リーグで最強なのはジョエル・エンビードだ」

 同じビッグマンで00年に同賞を受賞したレジェンドのシャックは、『NBA on TNT』の番組内でエンビードに最大級の賛辞を贈った。今後もケガなく支配的なプレーを続けて、シクサーズをイースタン・カンファレンス上位に導くことができれば、エンビードが悲願のMVPを手にする可能性はさらに高まるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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