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NBA

NBAオールスターに惜しくも落選した名手たち。所属チームの指揮官が「見落とされている」と熱弁<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.02.06

 さらに指揮官は「我々は彼が選ばれなかったことにもの凄くがっかりしている。でもジャレットはジャレットだ。彼はこれからもコートに立って、人々が間違っているのだと証明し続けていくさ」と、今後のさらなる躍進に期待を寄せる。

 一方、ウエストでは、スパーズで平均19.6点、8.4リバウンド、9.2アシストにリーグトップの2.06スティールを残すデジャンテ・マレー、2年目で平均22.3点、5.0リバウンド、3.6アシスト、1.54スティールを残すウルブズのアンソニー・エドワーズらが惜しくも落選した。

 スパーズはウエスト12位の20勝34敗(勝率37.0%)とチーム成績が振るわない面があるものの、ウルブズは7位の27勝25敗(勝率51.9%)と上々の戦績を残していることから、エドワーズの球宴入りを期待する声もあったのではないだろうか。
 
 もっとも、エドワーズ自身は昨季の新人王争いでボールに敗れたことも絡めて、5日に地元メディアへこう話していた。

「新人王レースの時と同じだ。僕は自分が選ばれるだなんてこれっぽっちも期待していなかった。正直に言えば、ライジングスターズのゲームさえ、選ばれるとは思ってなかった」

 ただ、今回落選した選手たちにもまだチャンスは残されている。ファン投票でイースト最多票を獲得してキャプテンを務めるケビン・デュラント(ネッツ)、ウエストのリザーブに選ばれたグリーンはそれぞれケガのため離脱しており、揃ってオールスターを欠場する可能性が高い。その場合、当日までにコミッショナーのアダム・シルバーから代替選手が発表される。ここで挙げた選手たちが最後のチャンスを掴み、オールスターデビューを飾ることになるのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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