スマートは公称193cm・100kgのパワーガードで、俊敏なガードから屈強なビッグマンまでマッチアップできるスイッチディフェンダー。ハッスルプレーが身上で、オールディフェンシブ1stチームに2度選ばれた実績を持ち、セルティックスの“ハート&ソウル”とも称される。
彼が毎試合、チームファーストを率先してハードワークをこなしていることは誰もが知るところだろう。だた、溢れんばかりのエナジーが時折空回りしてしまい、今回のような事態を招くこともある。
カリーと接触直後のプレーでは、トランジションから得点を狙ったクレイ・トンプソンのフェイクに引っかかってしまったスマートが、足をぶつけてショットを阻止する危険なプレーもあった。
これにはカーHCをはじめ近くにいたグリーンやオットー・ポーターJr.も「おい何だよ、今のは!」と怒りを露わに。このプレーに対しても、スマートは見解を語っている。
「俺はブロックしようと、ストップしようとしたんだ。彼がポンプフェイクして、俺の身体の一部が残ったまま、ほかの部分は離れてしまった。あれもゲームのうちさ。特に素晴らしい相手とプレーしている時ならなおさら。ボールを手にしていたら、プレーメークしてフリースローに持ち込もうとするものさ。彼(トンプソン)は見事にそれをやってのけたということ」
スマートからすれば、試合の中で、カリーやトンプソンを何とか抑え込もうとしていただけなのだろう。しかし、もしあのプレーでスマートの足がトンプソンの手や指を強打していたら、最悪の場合は骨折や靭帯損傷という事態に発展していたかもしれない。そうなってはリスペクトを得られなくなる可能性もあるだけに、危険と隣り合わせのプレーとも言える。
「俺たちはみんな人間なんだ。彼に感情があるように、俺にだって感情はある。(批判されても)かまわないさ。双方からリスペクトがある限り、そういうことを話すのは問題ない」と、スマートは締めくくった。
文●秋山裕之(フリーライター)
彼が毎試合、チームファーストを率先してハードワークをこなしていることは誰もが知るところだろう。だた、溢れんばかりのエナジーが時折空回りしてしまい、今回のような事態を招くこともある。
カリーと接触直後のプレーでは、トランジションから得点を狙ったクレイ・トンプソンのフェイクに引っかかってしまったスマートが、足をぶつけてショットを阻止する危険なプレーもあった。
これにはカーHCをはじめ近くにいたグリーンやオットー・ポーターJr.も「おい何だよ、今のは!」と怒りを露わに。このプレーに対しても、スマートは見解を語っている。
「俺はブロックしようと、ストップしようとしたんだ。彼がポンプフェイクして、俺の身体の一部が残ったまま、ほかの部分は離れてしまった。あれもゲームのうちさ。特に素晴らしい相手とプレーしている時ならなおさら。ボールを手にしていたら、プレーメークしてフリースローに持ち込もうとするものさ。彼(トンプソン)は見事にそれをやってのけたということ」
スマートからすれば、試合の中で、カリーやトンプソンを何とか抑え込もうとしていただけなのだろう。しかし、もしあのプレーでスマートの足がトンプソンの手や指を強打していたら、最悪の場合は骨折や靭帯損傷という事態に発展していたかもしれない。そうなってはリスペクトを得られなくなる可能性もあるだけに、危険と隣り合わせのプレーとも言える。
「俺たちはみんな人間なんだ。彼に感情があるように、俺にだって感情はある。(批判されても)かまわないさ。双方からリスペクトがある限り、そういうことを話すのは問題ない」と、スマートは締めくくった。
文●秋山裕之(フリーライター)
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