グリーンはウォリアーズのボーカルリーダーであり、攻守両面で不可欠な存在となっている。しかもグリーンは今季マブズとの４試合のうち１試合しか出場していないだけに、レギュラーシーズンにおける両チームの勝敗数は参考外と見ていいだろう。

　サンズとのシリーズ中、ドンチッチはデビン・ブッカーとトラッシュトークでもやり合っていた。その点、グリーンは頭を使いつつ、プレーしながらトークの面でも仕掛けてくることが予想できる。

「メディアでは僕からトラッシュトークを聞いたことはないよね。でも僕らは間違いなくやっていくだろうね。それこそまさにゲームの楽しみなんだ。僕は大好きだよ」
  　ドンチッチがそう話していることから、試合中にグリーンから“口撃”を仕掛けられることは想定内であり、以前と同様にそこから刺激を受け、自身のパフォーマンス向上に役立てるはず。

　はたして、ドンチッチ率いるマブズと役者揃いのウォリアーズによるシリーズははどんな展開となるのか。両チームとも爆発力があるスコアラーが多数いるだけに、ハイスコアリングゲームになるかもしれない。

文●秋山裕之（フリーライター）

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