NBAが発表した投票結果では、オールNBAチーム入りした計15人のほかに、ポイントを獲得した12名の名前と内訳も明らかとなっている。3位票を1票、計1ポイントを獲得した7人のうち、最も疑問が残るのがアービングだ。
アービングは新型コロナウイルスのワクチン接種を拒み、接種義務があるニューヨーク市でのホームゲームに出場できないため、開幕前にチーム活動から外れた。その後、故障者などが続出したこともあり、今年1月にワクチン接種義務のないアウェーゲームだけ出場する“パートタイム・プレーヤー”として戦列に復帰。ニューヨーク市のワクチン接種義務が緩和された3月下旬にホームゲームにも出場可能となったが、リーグ8位相当の平均27.4点、同9位相当の3ポイント成功率41.8%、4.4リバウンド、5.8アシスト、1.41スティールを記録した一方で、出場試合数はわずか29にとどまった。
アービングに1票を投じたのは、元NBA選手で現在は『ESPN』のアナリストを務めるローズだった。同局の番組『NBA Countdown』で、「私はカイリー・アービングにオールNBAの3rdチーム票を投じた唯一の人物なので、自戒する必要がある。彼の才能に魅了されたが、3rdチームに入れようとするのは間違いだった」と“悔恨”の言葉を述べた。
これには名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスも「なんだって!」と驚き。「カイリー・アービングを選んだ理由を説明してほしい。今年は29試合しか出場していない、つまり53試合も欠場しているということだ。どうしたら彼がオールNBA3rdチームに?今シーズンのどこを切り取ったらそうなるんだ?」とローズを糾弾した。
ローズは「間違いだった。酷い判断だった」と弁明。「実にユニークなシーズンだったと思う。プレーすると決めた時のカイリー・アービングはリーグのどの選手よりも支配的で、トップ15に入るパフォーマーだった」と語り、出場した試合でのパフォーマンスは優れていたと説明したが、スミスから「まず、カイリー・アービングの素晴らしい才能に疑問を呈す者はいない。人気があり、壮観なプレーをする。しかし、ワクチン接種を望まず、出場できないステータスを記録に残してしまった。シーズンの大半を欠場してわけだから、彼は“オールGリーグチーム”にさえ入れない。気が狂ってないとそんな判断は下せない」と辛辣な言葉を浴びせられていた。
思わぬ形で槍玉に挙げられてしまったアービング。来季は文句なしの活躍を披露し、オールNBAチーム入りを果たしてほしいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
アービングは新型コロナウイルスのワクチン接種を拒み、接種義務があるニューヨーク市でのホームゲームに出場できないため、開幕前にチーム活動から外れた。その後、故障者などが続出したこともあり、今年1月にワクチン接種義務のないアウェーゲームだけ出場する“パートタイム・プレーヤー”として戦列に復帰。ニューヨーク市のワクチン接種義務が緩和された3月下旬にホームゲームにも出場可能となったが、リーグ8位相当の平均27.4点、同9位相当の3ポイント成功率41.8%、4.4リバウンド、5.8アシスト、1.41スティールを記録した一方で、出場試合数はわずか29にとどまった。
アービングに1票を投じたのは、元NBA選手で現在は『ESPN』のアナリストを務めるローズだった。同局の番組『NBA Countdown』で、「私はカイリー・アービングにオールNBAの3rdチーム票を投じた唯一の人物なので、自戒する必要がある。彼の才能に魅了されたが、3rdチームに入れようとするのは間違いだった」と“悔恨”の言葉を述べた。
これには名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスも「なんだって!」と驚き。「カイリー・アービングを選んだ理由を説明してほしい。今年は29試合しか出場していない、つまり53試合も欠場しているということだ。どうしたら彼がオールNBA3rdチームに?今シーズンのどこを切り取ったらそうなるんだ?」とローズを糾弾した。
ローズは「間違いだった。酷い判断だった」と弁明。「実にユニークなシーズンだったと思う。プレーすると決めた時のカイリー・アービングはリーグのどの選手よりも支配的で、トップ15に入るパフォーマーだった」と語り、出場した試合でのパフォーマンスは優れていたと説明したが、スミスから「まず、カイリー・アービングの素晴らしい才能に疑問を呈す者はいない。人気があり、壮観なプレーをする。しかし、ワクチン接種を望まず、出場できないステータスを記録に残してしまった。シーズンの大半を欠場してわけだから、彼は“オールGリーグチーム”にさえ入れない。気が狂ってないとそんな判断は下せない」と辛辣な言葉を浴びせられていた。
思わぬ形で槍玉に挙げられてしまったアービング。来季は文句なしの活躍を披露し、オールNBAチーム入りを果たしてほしいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- ネッツのアマレコーチがアービングに「悩まされた」と告白。一方で「ナッシュとは理解し合える」と来季に期待も<DUNKSHOOT>
- 「それがボストンだ」泥沼化する"アービングvsセルティックスファン”にアリナスが持論「全部諦めるしかない」<DUNKSHOOT>
- 「そこには子供たちもいる」白熱する“アービングvsボストンファン”にネッツOBが苦言「リーグとって良いことではない」<DUNKSHOOT>
- 魔術師ウィリアムズが選んだ歴代最高のボールハンドラーは? 「アービング、次にカリーだ」<DUNKSHOOT>
- 「俺のチームにいたら指摘する」シャックがアービングの起用法に苦言「勝ちたいなら犠牲は払わないと」<DUNKSHOOT>