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NBA

ウォリアーズとレイカーズの“最強チーム論争”にシャックが反論「ヤツらがダブルチームしないなら俺は60得点するぞ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.22

 すると21日になってシャックが自身のポッドキャスト番組『The Big Podcast』を更新。「ヤツらは俺をダブルチームしなきゃいけなくなる。そうしないなら、俺はフリースローなしで60得点するぞ」と返してみせた。

 当時のウォリアーズのインサイド陣は、ザザ・パチューリア、ジャベール・マギー(現ダラス・マーベリックス)、デイビッド・ウエストという顔ぶれ。勝負どころではグリーンもセンターを務めていたが、シャック相手ではさすがにサイズ、フィジカルの両面で劣勢なのは明白だ。

 また、シャックはこの仮想対決のキープレーヤーに、185cm・91kgという屈強な身体を駆使した肉弾ディフェンスで鳴らしたフィッシャーを挙げた。

「ここからが俺の反論だ。彼ら(カリーとトンプソン)が絶好調になっても、D-Fish(フィッシャー)が奈落の底へと突き落としていたし、この俺がヤツらを笑いものにしていたさ。俺がそうしたあと、何が起こるかって? ヤツらがスリーを決め続けるか? いや、俺たちはヤツらのスリーに対して毎回正対することで、ドライブするしかなくなる。ドライブするなら俺のことを注意しないといけないよな。そこでこの俺がステフ、クレイ、KD(デュラント)を叩きのめすのさ」
 
 シャックはそう豪語したが、カリーとトンプソンはスクリーンやカットでディフェンダーのマークから抜け出し、クイックリリースでキャッチ&シュートを沈めることができるほか、ボールを持った状態でもドリブルからプルアップで軽々とゴールを射抜くシュート力を持っている。

 01年当時のリーグにはそういった選手はほとんどおらず、レイカーズがいくらスイッチしてマッチアップを代えたとしても、そう簡単には抑えられないだろう。

 さらに、デュラントには208cmの高さと一際長い腕があり、オリーやフォックス、コビーが正対していても、自身のタイミングでプルアップジャンパーを放り込むことができたのではないだろうか。

 一方、ウォリアーズとしても当時若手だったコビーに対してはトンプソンやデュラント、アンドレ・イグダーラが交代でマッチアップしてある程度抑えることはできても、シャックに対する答えが見つかるとは考えにくい。

 仮想対決の勝敗は誰にも分からない。「スリーはツーよりも効果的」というカリーの意見も頷けるが、大の負けず嫌いでもあるシャックとコビーが解決策を見いだせずに敗れるとも思えないだけに、究極のテーマと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
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