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NBA

「SNSやテレビを見てたらおかしくなるよ」セルティックスの“デュラント獲得報道”をテイタムがバッサリ「まるで真実のように話してる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.06

 24歳ながら名門球団でリーダー役もこなすテイタムは、5日に公開されたポッドキャスト番組『Celtics Lab』で、トレードの噂などについてこう語っていた。

「僕たちは今、そんな世界で生きているってこと。いつだって匿名の情報源が湧いて出てくるけど、そのほとんどが『ESPN』かTwitterだ。で、それをみんなが目にしてしまっている。だからそれが真実かどうかなんて、誰にもわからないんだ。

 でもある人たちはそれについて話し合ってしまう。僕からすればそれはただのアイデアなんだ。そういったことをしているTwitterやテレビを注視していたらおかしくなっちゃうよ。僕としては、自分の正気やペースを保たなきゃいけないってことを学ぶ場だと思っている。真実とは程遠いかもしれないのに、さも本当のことのように話しているんだから」
 
 NBAではテイタムをはじめ、数多くの選手たちがTwitterやインスタグラムといったSNSを使いこなしている。チームからではなく、テレビやSNSでトレードされたことを知るケースもあるだけに、その情報の速さは圧巻だ。

 テイタムもそのことは把握しており、ファンの心理についても「家にいる普通のファンなら、その違いがわからないんだ。そこで目にしたものを信じてしまう」と話していた。

 ただ、リーグのベストプレーヤーに、そしてセルティックスをチャンピオンへ導くという明確なゴールを設定しているテイタムは「自分でコントロールできることをやっていくだけ」と、過剰報道にも一喜一憂せず、目標へ向かって前へと進み続けている。

 NBAでは“トレードはビジネス”という言葉もあることから、今季開幕までにセルティックスが動く可能性があることは捨てきれない。それでも、テイタムならば自身がやるべきことをしっかりとこなし、キャリア6シーズン目を迎えることができそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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