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NBA

「凄くがっかりした」“デュラント争奪戦”に参戦したセルティックスにOBが激怒「チームはすでに出来上がっている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.26

ウォーカーはデュラント獲得のために、テイタム(右)やブラウン(左)を中心に構築された現在のチームを壊す必要はないと語っていた。(C)Getty Images

ウォーカーはデュラント獲得のために、テイタム(右)やブラウン(左)を中心に構築された現在のチームを壊す必要はないと語っていた。(C)Getty Images

「私は今朝もの凄くがっかりした。これは酷い決断になると思ったからだ。ただ、ある人たちは『いや待てよ。ケビン・デュラントだぞ。リーグで間違いなくトップ3に入る男だ。トレードで獲得できるんならそうしろよ』と思っているだろうね」

 現地時間7月25日(日本時間26日)に『FOX Sports』の「First Things First」へ出演したアントワン・ウォーカーは、デュラントの移籍先に自身の古巣であるボストン・セルティックスが加わったことについてそう口にした。

「これだけ時間をかけて構築してきたものを引き裂いてはいけない。このチームのコアはまだ若いんだ。もちろん、皆は年齢について話すことを嫌うがジェイレン・ブラウンは25歳、ジェイソン・テイタムは24歳、マーカス・スマートは28歳で、ロバート・ウィリアムズ三世は24歳なんだ。

 あのチームのコアは若い。ファイナルで6戦の末に敗れただけじゃないか。彼らにはアイデンティティーもあり、ベストな夏を送ったとして私は称賛していた。あのチームはすでに出来上がっているじゃないか」

 ウォーカーが指摘したように、昨季のセルティックスは、新任のイーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)の下、リーグ最高級の堅守を構築しプレーオフでイースタン・カンファレンスを制し、頂上決戦へと勝ち進んだ。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズとのファイナルでは第4戦から3連敗を喫して優勝を逃したとはいえ、このオフにはマルコム・ブログドンとダニーロ・ガリナーリという即戦力を獲得していた。
 
 そしてウォーカーは、心底チャンピオンシップ獲得を欲するセルティックスの選手たちと、ウォリアーズ時代に2度の優勝を飾ったデュラントには温度差があると話している。

「ケビン・デュラントはNBAタイトルをまた勝ち取ることをコミットしたのか? 我々には分からない。彼はブルックリンを出たいだけだ。それに彼は『俺はタイトルを勝ち取りたい』と言っていたか? 『ブルックリンからトレードされたい』と言っただけだ。この男は4つか5つのタイトルを勝ち取る機会があった…。もしタイトル獲得を真剣に考えているなら、今も(ウォリアーズへ)残っていただろう」

 すでに引退後のバスケットボール殿堂入りが確実な男は、世界最高峰のリーグで実績を残してきただけでなく、国際大会でもワールドカップとオリンピックで金メダルを計4つも手にしている。

 経験豊富なベテランであることは明白ながら、デュラントがセルティックスへ加入したからといって優勝が約束されるわけではない。好守でアイデンティティーを持つこのチームに、このタイミングでデュラントを加えることは、ウォーカーが話したように得策とは言えないのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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