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NBA

八村塁が過去2戦の不振から脱却!15得点・7リバウンドに加え、得失点差はキャリアハイの+13をマーク!

秋山裕之

2019.11.21

エースのビール(右)は第3クォーターの21得点を含む、ゲームハイの33得点をマーク。(C)Getty Images

エースのビール(右)は第3クォーターの21得点を含む、ゲームハイの33得点をマーク。(C)Getty Images

 迎えた後半、八村は残り11分16秒にまたもデローザンのフェイクに引っかかってしまう。着地する際に何とか接触しないように身体を傾けるも、ファウルは避けられず3つ目をコールされてしまう。

 残り7分には、左サイドからボースハンドダンクに持ち込むもポートルに被ブロック。しかし6分21秒にトーマスのパスからゴール下へ侵入し、ポートルのファウルを誘いフリースローを獲得した(2本中1本成功)。

 さらに残り5分29秒、ビールのパスからタフな態勢のリバースレイアップを決め切ると、3分29秒にはディフェンシブ・リバウンドを奪ってそのままボールプッシュ。ダービス・ベルターンスへのトランジション3ポイントをアシストする見事な働きを見せる。

 しかし残り2分34秒、この日絶好調のデローザンのドライブに揺さぶられてしまい、4つ目のファウルを犯しベンチへと下がった。

 ウィザーズはエースのビールが第3クォーターだけで21得点と大爆発。101-98と試合をひっくり返しラスト12分間を迎えた。
 
 第4クォーターの八村は、残り5分29秒からコートイン。4分33秒にボード裏からオフェンシブ・リバウンド争いに絡み、ティップアウトでボールをイシュ・スミスへ。スミスの3ポイントへつなげる好プレーを披露し、会場を大いに盛り上げた。

 残り2分53秒にはスミスのアシストからペイント内で得点を奪取。1分4秒にもデローザンのファウルを受け、リードを7点に広げる貴重なフリースローを2本とも成功させた。

 その後もスパーズが粘りを見せたが、138-132でウィザーズが辛勝。今季4勝目を手にした。

 ウィザーズはこの日も自慢のセカンドユニットが大活躍。4本の3ポイントを含む21得点、5リバウンド、4アシストを稼ぎ出したベルターンスに加え、スミスも3本の長距離砲を沈め21得点、4アシスト、モリッツ・ヴァグナーも13得点、6リバウンドをあげるなど、控え選手が計63得点を叩き出した。

 スターター陣ではビールがゲームハイの33得点をマーク。トーマス・ブライアントは11得点、5リバウンドにキャリアハイとなる6アシスト、トーマスも11得点、6アシストと主砲を援護した。
 
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